1993 Fiscal Year Annual Research Report
1994年ロスアンジェルス地震と都市機能障害の調査研究
Project/Area Number |
05306020
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
大町 達夫 東京工業大学, 大学院・総合理工学研究科, 教授 (90126269)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 春男 広島大学, 総合科学部, 助教授 (20164949)
山崎 文雄 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (50220322)
芳村 学 東京都立大学, 工学部, 助教授 (20210768)
室崎 益輝 神戸大学, 工学部, 教授 (90026261)
入倉 孝次郎 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027253)
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Keywords | ノースリッジ地震 / 現地調査 / 強震記録 / 都市機能 / 構造物被害 / 耐震補強 / 耐震設計 / 災害管理 |
Research Abstract |
1994年2月1日から1週間、ロサンゼルス(LA)市ノースリッジ地区を中心に現地調査を実施した。調査項目と主な訪問先、調査内容を以下に示す。カッコ内は分担者名である。 (1)地震および地震動(入倉):カリフォルニア工科大学、南カリフォルニア大学などを訪問し、本震や余震の分布と規模、観測された強震記録の特性に関する資料を収集した。 (2)火災および消防活動(室崎):LA市消防局、ノースリッジ地区火災現場跡地などを訪れ、出火原因や延焼過程、消防隊の活動と鎮火状況等の実績に関する資料を収集した。 (3)地盤の被害と原因(時松):ジェンセン濾過処理場、LA市ダム管理所等で現地踏査と常時微動測定を実施するとともに、液状化や崖崩れの発生箇所や原因等を調査した。 (4)建築物の被害と原因(芳村):地震工学研究所(EERI)で今回の地震被害の概要説明を受けた後、ノースリッジ地区、サンタモニカ地区の建物被害調査を実施した。 (5)土木構造物の被害と原因(睦好):LA市交通局や高速道路の被災箇所などを訪問し、橋梁やダムの被害実態、耐震設計と耐震補強プログラム等に関する資料を収集した。 (6)ライフラインの被害と復旧(山崎、能島):LA市水道電力局、電力会社、ガス会社等を訪問し、停電や断水の規模や影響、復旧の方法と過程等に関する資料を収集した。 (7)市民や行政の対応(林、大町):連邦緊急対策局、LA市緊急対策室、LA市警察、ノースリッジ地区の避難所と被災者救援センター等を訪問し、救援救急作業、治安維持や避難所の管理運営、ボランティア活動の実態等に関する聞き取り調査と資料収集を行った。 上記調査に関する報告書を作成配布し、調査結果の広報や情報提供を行った。
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