1995 Fiscal Year Annual Research Report
教科間の比較・検討に基づく教科教育実践学の構築と体系化 -授業実践における問題点の分析・考察を通して-
Project/Area Number |
05401025
|
Research Institution | Naruto University of Education |
Principal Investigator |
野地 潤家 鳴門教育大学, 学校教育学部, 学長 (60033528)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 昇 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (60221256)
奥村 清 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (10185548)
田鍋 薫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (60155190)
橋本 暢夫 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (20136766)
田甫 桂三 鳴門教育大学, 学校教育学部, 教授 (80100973)
|
Keywords | 教科教育 / 通信科 / 新学力観 / 授業研究 / 教材 / 学習者 / 生涯学習 |
Research Abstract |
平成5年度(1)授業(教育実践)の観察→(2)児童生徒の観察・(3)教師の観察→(4)授業の記録、平成6年度→(6)児童生徒に関する問題・(7)教育の内容・方法に関する問題・(8)教師に関する問題→((5)家庭での問題・(9)学校組織経営に関する問題)→(10)問題の整理を承けて、平成7年度は、(11)各教科に関連する問題→(12)専門家(教育学者・教育実践者)による評価→(13)分析・検討(全教科の教官合同)→(14)各教科への適用可能性についての検討→(15)授業(附属校)での実践を行った。 平成7年5月から平成8年3月まで、合計9回にわたる教科教育担当者合同研究会を開催した。そこでは主に、教科教育実践学の中核となる教科教育の学力観およびその形成過程の問題が論議され、共通認識の形成をはかりながら、各教科への適用可能性が検討された。この教科教育担当者合同会議の論議を承けて、附属学校での実践をおこなった。 1(国語科)、単元「わたしのアンソロジー-詩への旅-」(小学校5年)平成7年12月 2(算数科)、単元「三角形の角」(小学校3年)平成7年10月 3(家庭科)、単元「成長と食べ物」(小学校5年)平成7年6〜7月 4(図画工作科)、単元「とびらのむこうは…」(小学校4年)平成7年5〜6月 5(体育科)、単元「障害走」・「リレー」・「マット運動」(小学校5年)平成7年5〜6月 これら平成7年度に実施した授業の記録と分析他、教科教育担当者合同研究会および各教科の研究成果については、研究成果報告書として次ぎようにまとめた。 I 教科教育実践学の基本問題 II 教科間の比較・検討に基づく授業分析 III 教科教育実践学の体系化とその構築のための課題(総ページ数455ページ)
|
-
[Publications] 野地潤家: "国語学力の育成を求めて" 月刊国語教育研究(日本国語教育学会誌). No.282. 60-67 (1995)
-
[Publications] 斎藤 昇: "数学学習における構造的思考の発達に関する研究" 日本教科教育学会誌. 第18巻2号. 33-39 (1995)
-
[Publications] 世羅博昭: "これからの国語科教育の課題" 実践国語研究. No.155. 92-93 (1996)
-
[Publications] 渡邉一保 渡邉孝子: "プロセス重視の英語教育観" 鳴門教育大学研究紀要人文社会科学編. 第11巻. 65-75 (1995)
-
[Publications] 尾崎土郎 岡村吉永 河野和豊: "技術科6領域の指導のしやすさに対する技術科担当教員の意識" 日本産業技術教育学会誌. 第37巻第4号. 71-77 (1995)
-
[Publications] 松本健義: "幼児の造形行為における他者との相互行為の役割に関する事例研究(2)" 「美術教育学」美術科教育学会編. 第17号. 231-246 (1996)
-
[Publications] 野地潤家: "教科間の比較・検討に基づく教科教育実践学の構築と体系化 -授業実践における問題点の分析・考察を通して-" 平成7年度文部省科学研究費補助金一般研究(A)研究成果報告書, 455 (1996)
-
[Publications] 渡邉一保: "英語教育実践学の視点" 渓水社, 340 (1995)