1993 Fiscal Year Annual Research Report
大学生のエイズに関する知識・態度と実際行為との関係についての研究
Project/Area Number |
05451025
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
山本 多喜司 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (30033541)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中條 和光 福井大学, 教育学部, 助教授 (90197632)
南 博文 広島大学, 教育学部, 助教授 (20192362)
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Keywords | 大学生 / エイズの知識 / エイズ感染者への態度 |
Research Abstract |
大学生のエイズに関する知識と態度を調査するため、エイズ情報へのアクセスの程度、エイズ予防行動への行動感覚、エイズ感染経路に関する知識水準、エイズ感染者に対する差別意識、エイズに対する感情、エイズ予防のための行動、エイズ教育などに関する71項目からなる質問紙を構成した。質問紙調査は1993年12月全国25国公私立大学・短期大学の学部生3028名(男性1972名、女性1056名)より回答が得られた。一次的分析の結果は以下の通りである。 1.学部1年生から4年生になるにつれて、自己報告されたエイズに関する知識は増大する。 2.エイズ感染者やエイズ患者に対して、より開放的な行動を促進するような知識は学年と共に増大するが,態度の変化は必ずしも顕著ではない。 3.女子学生がエイズに関して家族と話し合いをすることは、エイズに対する開放的な態度を促進するが、男子学生は家族と話し合うことよりも友人仲間と話し合う方が態度の変化が促進される傾向がある。 要因間のクロス分析は目下進行中である、尚大学における予防教育と人権教育の調査は回収中である。
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Research Products
(1 results)