1993 Fiscal Year Annual Research Report
地域社会における社会化とコミュニケーション -川越の地域社会調査-
Project/Area Number |
05451037
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Research Institution | Tokyo International University |
Principal Investigator |
豊田 俊雄 東京国際大学, 教養学部, 教授 (80143155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 克弥 東京国際大学, 教養学部, 助教授 (80129072)
二藤 尊夫 東京国際大学, 教養学部, 助教授 (30140916)
小川 文弥 東京国際大学, 教養学部, 教授 (70177137)
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Keywords | 川越市 / 社会化過程 / 大量質問紙標本調査 / コミュニケーション構造 / 高度情報化の進展 |
Research Abstract |
本研究は、川越市という地域社会の社会的、文化的構造変動を、高度情報化の進展の中で、考察したものである。すなわち、川越市の社会変動の中で、各地域社会が、地域住民に対し、いったいどのような「社会化過程」を提供しうるかを解明することがねらいである。 研究手法は、川越市の産業化の歴史過程と学校教育を中心としてみる方法とともに、住民の「社会化過程」を明らかにするための質問紙法による大量配布調査を実施した(川越市成年住民を母集団とする標本無作為抽出)。 本年度のメインである標本調査によって、地域住民のコミュニティとの関わり方の実態と、対人関係を中心とするコミュニケーション構造を把握し、都市化の動向が人々の社会化のあり方をどのうように規定しているかを考察した。そして、この考察の中で、住民の生活世界と人間関係を解明しつつ、コミュニケーションの「場」が社会化にとって欠し得ない役割を果していることが明らかとなった。 今回は2重点地域(都市部および周辺住居新興地)を中心に研究したが、やがて市全体についての研究が行われることが望ましい。同じ市内でも住民の属性は多様であり、時間等の許すかぎり広域での判定がよりよい正確な研究を生むであろう。しかし、今回の重点調査はそれなりの成果をあげたいと考える。 なお、調査の結果は調査協力者あるいは各地区公民館にフィードバックする。
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