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1994 Fiscal Year Annual Research Report

現代日本のコミュニティの構造と機能に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05451039
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

菊池 美代志  帝京大学, 文学部, 教授 (90086843)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 江上 渉  駒沢大学, 文学部, 講師 (50213533)
池 周一郎  帝京大学, 文学部, 講師 (20246060)
Keywordsコミュニティ / 地域活動 / 町内会 / 近隣住区 / まちづくり / 地域行政 / 住民自治
Research Abstract

この研究の目的は、我が国におけるコミュニティの構造と機能の実情を調査し、コミュニティづくりを成功させた要因を実証的に明らかにすることにある。本年度は、調査対象地区を特定の都市に限定し、同一の政策的、財政的、自然的条件下で行われるコミュニティづくりの異なる展開をとらえることとした。調査対象となった大垣市は、近代産業が立地しながらなお伝統性を残し、商業地、工業地、住宅地、農業地などの多様な地域に分化し、そして、自治会とならんで学校区の活動もさかんな都市である。
われわれは、「大垣市自治会とコミュニティ活動に関する調査」という調査票を作成し、同市の連合自治会の協力を得て、427自治会長宛に郵送調査を実施したところ、297自治会より回答を得て極めて良い回収成果をあげることが出来た。これらの回答をコンピュータにより集計した結果、活発な活動を行う自治会から停滞しているものまで、多様なコミュニティ地区を調査することが出来た。また、昨年10月と本年2月に現地におもむき、自治会及び市役所の関係者から、自治会と校区の2種類のコミュニティに関して集中的な聞き取り調査を実施した。
調査結果によれば同市の自治会の特徴は、小規模で、伝統があり、加入率も高く、活動は活発で、様々な地域集団や校区の連合組織との提携も緊密である。他方で、会長の高齢化、固定化の弊害、行政の末端組織化による自主活動の停滞に直面しているようだ。

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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