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1993 Fiscal Year Annual Research Report

日本語教育と国語教育における聴解過程の解明-教室談話の観察と分析による-

Research Project

Project/Area Number 05451158
Research InstitutionThe National Institute for Japanese Language

Principal Investigator

甲斐 睦郎  国立国語研究所, 日本語教育センター, センター長 (10024085)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 甲斐 雄一郎  文教大学教育学部, 助教授 (70169374)
茂呂 雄二  国立国語研究所, 言語教育研究部, 主任研究官 (50157939)
石井 恵理子  国立国語研究所, 日本語教育研修室, 研究員 (90212810)
古川 ちかし  国立国語研究所, 日本語教育研修室, 室長 (60190138)
中道 真木男  国立国語研究所, 日本語教育教材開発室, 室長 (70150034)
Keywords聴解行動 / 聴解指導 / 聴解テスト / 国語教育 / 外国人子弟 / 帰国子女 / 教室談話 / 発話意味
Research Abstract

日本人に対する国語教育と外国人に対する日本語教育との二つの領域における聴解指導の実践状況および実践上の問題点を明らかにして,聴解指導の方法の理論的な裏付けを探求することを目的と,主に分析対象資料を収集蓄積するため,以下の諸点について調査・研究を実施した。
1.聴解指導研究資料の収集・分析……国語教育・日本語教育・その他の外国語教育分野において発表されている聴解指導に関する文献を収集し,リストを作成した。
2.発話意味構造モデルの構築……資料解釈の枠組みとするため,言語伝達における発話意味の構造をモデル化し,内部研究会において発表した。
3.教室談話過程の分析……小学校において実施調査を行い,国語授業の録画資料を作成した。
4.聴解テスト問題の課題と方法の探求……中学校の国語教室において聴解テストを実施した。
5.非母語話者子弟が混在する教室談話の分析……小学校の外国人子弟が混在するクラスにおいて調査を行い,コミュニケーションネットワークの構築状況やストラテジーの発達を観察した。
6.聴解指導の現状に関する聴取……国語教育における聴解指導の現状と改善法を探るため,国語教育研究者2名を招聘し,研究代表者・分担者との座談会形式で意見交換を行った。また,その状況を録画し,言語行動資料として分析に供した。
次年度に,これら資料の補充と分析を進め,母国語と外国語における聴解行動の共通性と異質性を明らかにして,言語使用を含む総合的な伝達行動のあり方とそれによる対人関係構築のメカニズム,言語教育における言語行動様式の教授項目化,指導方法等についての見通しを得ることに努める。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2014-06-16  

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