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1993 Fiscal Year Annual Research Report

日本海における深層水の形成過程と熱塩循環

Research Project

Project/Area Number 05452080
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

竹松 正樹  九州大学, 応用力学研究所, 教授 (50038535)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬谷 紳一郎  九州大学, 応用力学研究所, 助手 (30112353)
A Gオストロフスキー  九州大学, 応用力学研究所, 助教授
〓 宗〓  九州大学, 応用力学研究所, 助教授 (80111459)
今脇 資郎  九州大学, 応用力学研究所, 教授 (40025474)
Keywords日本海循環 / 全域観測 / 深層水生成域 / 数値モデル / 冬季々節風
Research Abstract

1993年8月11日〜30日にわたり、日本海全域におよぶ現地観測を実施した。この観測では、70余点でのCTD,ADCPによる表層流速の測定、アルゴスブイ(2個)の放流を行った。これにより、日本海極前線の北部には反時計まわりの循環流が存在することを初めて測流により確認することができた。なお、日本海の中・深層を占める日本海固有水中の流動特性を探るため、日本海盆の3200m等深線に沿って3本の係留線を設置してきた。合計9台の流速・水温計は現在計測中であり、1994年7月に回収される予定である。来年度の主要な成果として期待されている。
ロシア側から大量の観測データを入手し、日本海データと共に解析した結果、冷却沈降による深層水の生成はウラジオストック沖で起こるらしこと、そして、その沈降深度の年々変動特性を明らかにした(この結果はJ.O.誌に投稿中)。また、ロシア側データのデータベース化も完了した。
数値モデル研究では、reduced gravityモデルを開発し、極前線の形成や東鮮暖流の離岸に冬季の風(特にそれが正のcurlを持つこと)が重要であることを示した。又、高解像度OGCMを用いた実験も試み、上の計算結果を確認するとともに、季節風が深層にも反時計まわりの循環を駆動することを示した。この結果は、今後回収される係留流速計のデータと比較検討される予定である。
衛星赤外画像の時系列を集めて、wavelet解析を開始した。これにより、表層水温の伝播特性が明らかにされるであろう。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] 〓 宗〓: "黒潮と海洋大循環" 月刊海洋. 25. 63-69 (1993)

  • [Publications] 〓 宗〓: "The response of sca levels to typhoonsin the Japan Sca.Part1.The response on the north Japanese coast." Bull.Korean Fish.Soc.26. 567-579 (1993)

  • [Publications] Bunimovich,L.A.: "Observations of the fractal properties of the Japan Sea surface temperature patterns" J.Remote Sensing. 14. 2185-2201 (1993)

  • [Publications] 竹松正樹: "A Laboratory model of thermally-driven marginal seas" Lamer. 30. 119-125 (1992)

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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