1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05452124
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Research Institution | YOKOHAMA NATIONAL UNIVERSITY |
Principal Investigator |
白鳥 正樹 横浜国立大学, 工学部, 教授 (60017986)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
于 強 横浜国立大学, 工学部, 講師 (80242379)
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Keywords | 赤外線映像装置 / 非破壊検査 / 欠陥検知 / 画像処理 / ハニカム構造 |
Research Abstract |
赤外線映像による材料強度等の評価手法は従来の実験応力解析法、あるいは非破壊検査法等とは原理を異にする新しい方法で、研究代表者らは独自のアイデアによりその可能性を探ってきた。本研究は、これまでの研究をさらに発展させ、実験-計算ハイブリッド手法を用いた新たな欠陥検知システムの開発を行なうことを目的とする研究である。平成5年度では、画像処理エキスパートシステムの開発、各種き裂・欠陥を検出するための加熱法の開発等の研究を行った。平成6年度では、引き続き開発した手法を完成すると共に、その有効性を確認する研究を行ってきた。その研究成果を具体的に示せば、以下のようになる。 (1)開発した欠陥検知システムと画像処理エキスパートシステムを用いて各種構造物中に存在する欠陥の検出を行った。鋼造物中2.0mm以上の疲労き裂の検知を確認した。また、ハニカム構造のハニカムコアと同等の大きさの接着不良(欠陥)の検知を確認した。 (2)建築構造物の壁面タイルの剥離、また欠陥部の検知の基本条件を定めるため、各種自然条件(四季の変化、日射量の変化、風速の変化、タイルの日射吸収率等)を取り入れられる欠陥を持つ壁の3次元熱伝導・熱応力シミュレーションシステムを開発し、実際建築構造物の外壁の温度分布に対する欠陥の影響のシミュレーションを行い、赤外線映像により計測したデータとよい一致を示した。さらに、その分布の特徴により建築構造物の壁面タイルの内部にある欠陥が検知できることを示唆した。 以上の研究を経て、開発した赤外線映像による欠陥検知システムの有効性を確認した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Masaki Shiratori: "Application of Infrared Thermography to Detection of Cracks" JSME International Journal-Series A. Vol.37. 296-302 (1994)
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[Publications] Masaki Shiratori: "Application of Infrared Thermography to Detection of Flaws in Honeycomb Sandwich Constructions" JSME International Journal-Series A. Vol.37. 396-402 (1994)