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1993 Fiscal Year Annual Research Report

人工現実感技術を応用した臨場感通信システムの開発

Research Project

Project/Area Number 05452163
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

廣瀬 通孝  東京大学, 工学部, 助教授 (40156716)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 于 冬  東京大学, 工学部, 助手
石井 威望  慶応大学, 環境情報学部, 教授 (70010684)
Keywords人工現実感 / 仮想空間 / 臨場感 / 運動視差 / コンピュータ・ビジョン
Research Abstract

本研究では、既に開発済みの仮想空間をバッファとして用いた臨場感通信システムに、より高度の臨場感を表現することを試みた。
これまでのシステムは、頭部搭載型ディスプレイを用いた臨場感通信システムであり、その特徴は、遠方の全周囲の映像を仮想空間中に再構成したことにある。これにより、通信系の時間遅れに関わらず、広視野の映像を時間遅れなく見回すことを可能としている。しかし、提示される映像は平面的なものであり、観察者の可能な動作は、中心から周囲を見回すという動作のみであった。そこで、臨場感を向上させることを目的とし、奥行き感を表現することを試みた。人間が奥行き感を得るための手がかりとしては、両眼視差および運動視差がある。本研究では遠景に対してはるかに有効である運動視差に着目した。観察者の動きにともなった映像をすべて用意するのは、非常に多くの画像を必要とし現実的ではないため、本研究では、2次元の映像と、カメラから周囲の物体までの距離情報とを融合することを考えた。2次元映像から距離情報を得る研究はコンピュータ・ビジョンの分野において活発である。本研究でもこの分野の研究成果である、スリットカメラを回転させることにより全周囲の距離情報を得る、という方法を用いている。この距離情報に基づいた3次元モデルを仮想空間中に構成し、この3次元モデルに2次元の映像をマッピングすることにより、疑似的な3次元世界を生成した。これにより、観察者の並進運動にともなった視差、つまり運動視差を表現し、臨場感を向上させることに成功した。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Michitaka Hirose,et al.: "Transmission of Realistic Sensation:Development of Virtual Dome" Proc.of IEEE Virtual Reality Annual International Symp.125-131 (1993)

  • [Publications] 廣瀬通孝 他: "人工現実感技術を用いた臨場感の合成とその伝達" Proc.of Human Interface Symp.111-116 (1993)

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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