1993 Fiscal Year Annual Research Report
超高層鉄筋コンクリート建築物の地震時の破壊に関する実験的研究
Project/Area Number |
05452248
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
岡田 恒男 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (40013122)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
隈澤 文俊 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (60205169)
中埜 良昭 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (10212094)
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Keywords | 超高層建物 / 鉄筋コンクリート造 / 地震応答 / 高軸力 / P-△効果 / オンライン実験 / 部材実験 / 耐震設計 |
Research Abstract |
鉄筋コンクリート造建物の非線形地震応答を求めるために,柱部材の静的載荷実験と電算機シミュレーションを結合した電算機-アクチュエータ・オンライン地震応答実験手法は,本研究室においてすでに実績をあげている実験手法のひとつである。地震応答計算のための数値積分法として,オンライン地震応答実験への適性が高いとされているプレディクター・コレクター法を用いたオペレーター・スプリッティング法によるオンライン地震応答実験手法を開発し,これまでに鉄筋コンクリート造フレームのオンライン地震応答実験を行ってきた。実験から得られたデータの検討を行い,実験手法の妥当性を検討するとともに,アクチュエータの制御精度に依存して発生するアンダーシュートが応答に及ぼす影響,ならびに最適な改善法について検討を行っている。 本研究においては,超高層鉄筋コンクリート造フレーム建物の下層部の隈柱2本をとり出した柱部材試験体の水平1方向および鉛直方向入力による電算機-アクチュエータ・オンライン地震応答実験,すなわちオンライン・サブストラクチャー地震応答実験を行う。そこで,この鉄筋コンクリート造フレームに適用したオペレータ・スプリッティング法によるオンライン地震応答実験手法をサブストラクチャー法に用いるための諸問題の検討を行うとともに,実験プログラムのアルゴリズムの開発を行っている。 また,オンライン地震応答実験の対象となる超高層鉄筋コンクリート造プロトタイプ建物を日本建築学会から刊行されている終局強度型耐震設計指針に基づき試設計した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 椛山健二,豊嶋学,隈澤文俊,中埜良昭,岡田恒男: "鉄筋コンクリート造フレームのオンライン地震応答実験" 生産研究. 第44巻第10号. 59-62 (1992)
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[Publications] 椛山健二,豊嶋学,隈澤文俊,中埜良昭,岡田恒男: "オンライン地震応答実験に用いる数値積分法の検討(オペレータスプリッティング法を用いた場合)" 第15回情報・システム・利用・技術シンポジウム. 305-310 (1992)
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[Publications] 椛山健二,豊嶋学,隈澤文俊,中埜良昭,岡田恒男: "鉄筋コンクリート造試験体のオンライン地震応答実験-粘性減衰が応答におよぼす影響-" 1992年日本建築学会関東支部研究報告集. 構造系. 69-72 (1992)
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[Publications] K.KABAYAMA,M.TOYOSHIMA,F.KUMAZAWA et al.: "On-line Tests of Frame Structures" The Bulletin of Earthquake Resistant Structure Research Center. No.26. 75-82 (1993)
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[Publications] 楠浩一,椛山健二,豊嶋学,隈澤文俊,中埜良昭,岡田恒男: "鉄筋コンクリート造骨組のオンライン地震応答実験(その1〜3)" 1993年度大会学術講演梗概集. Vol.C. 355-360 (1993)
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[Publications] 中埜良昭,椛山健二,豊嶋学,隈澤文俊,岡田恒男: "RC造骨組を用いたオンライン地震応答実験と振動破壊実験の比較" 第43回応用力学連合講演会講演予稿集. 591-594 (1994)