1993 Fiscal Year Annual Research Report
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05452378
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
宇井 忠英 神戸大学, 理学部, 教授 (10007164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 博明 広島大学, 総合科学部, 助教授 (60019495)
鎌田 桂子 神戸大学, 理学部, 助手 (20192544)
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Keywords | 火砕流 / 雲仙普賢岳 / 火山災害 / 火山地質学 |
Research Abstract |
1.観測の経過 研究計画調書作成当時は普賢岳の噴火がなお継続している場合と噴火活動が終息に向かいつつある場合の2通りを考えて計画を立てたが,実際は噴火が継続しているため現地での火砕流発生観測を実施した.年度後半になって溶岩円頂丘の内成的成長が卓越するようになって火砕流の発生状況も変化してきたが,その状況は計画通りビデオ画像に集録することができた. また,長期的な発生状況の推移を把握するため,九州大学島原地震火山観測所の観測データの提供を受けて解析を開始した. 2.火砕流発生状況のモデル化 噴火開始当初から現在に至るまでの火砕流発生機構を今のところ次の様に考えている. (1)91年6月頃,溶岩円頂丘の爆発に伴うプレー型火砕流の発生期 (2)93年夏頃まで?,溶岩円頂丘の崩落によるメラピ型火砕流の発生期 (3)92年12月以降,溶岩円頂丘の内成的成長に伴う溶岩と火砕物斜面の崩落 3.研究発表 研究の途中経過は随時日本火山学会及び国際火山学会議等において発表している.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 宇井忠英 他: "メラピ型火砕流の発生過程-雲仙普賢岳第6ドームでの観測結果-" 火山. 38. 45-52 (1993)
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[Publications] 宇井忠英: "雲仙普賢岳の火砕流" 月刊地球. 15. 506-511 (1993)
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[Publications] 宇井忠英: "火砕流災害とその予知" 月刊地球. 号外7. 119-123 (1993)
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[Publications] Sato,H.et.al.: "Pore gas pressure of the explosive 1991 dome lava of Unzen volcano deduced from water content of matrix glass" Proc.Oji Seminar on the Physics of Vapor Explosion. 印刷中.
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[Publications] Sato,H.et.al.: "Contrasting styles of magma interaction at Unzen and Pinatubo:evidence from zonings of plagioclase" EOS. 74. 671 (1993)
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[Publications] Suzuki-Kamata,K.et al.: "Evolution of the caldera-forming eruption at Crater Lake,Oregon,indicated by component analysis of lithic fragments" Jour.Geophys.Res.98. 14059-14074 (1993)