1995 Fiscal Year Annual Research Report
X線単色画像計測を用いた爆縮コアプラズマの温度・密度マッピング
Project/Area Number |
05452394
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西村 博明 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 助教授 (60135754)
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Keywords | レーザー核融合 / 単色X線画像 / 爆縮プラズマ / プラズマ診断・計測 |
Research Abstract |
平成5年度より開始された科研費補助をもとに2次元弯曲結晶を用いたモノクロカメラの設計、製作を進め、当該年度において以下のような結果を得た。 (1)X線モノクロカメラを2チャンネルからさらに3チャンネル追加し、5チャンネルとした。 爆縮プラズマ観測用のシ-ドガスとしてArを選び、さらにプッシャー中にClを混入させ、このAr (Ar^<16+>Heb,Ar^<17+>Lyb)とCl (Cl^<15+>Heb,Cl^<16+>Lyb)およびAr^<16+>Heb線とAr^<17+>Lyb線との間に位置する連続線からの5波長それぞれの単色画像を得るべく、Ge(311),Si(311),Si(220),Quartz(11.2),Quartz(10.-1)の2次元弯曲結晶を製作し、微調機構を有する超小型の結晶ホルダーに組み込んだ。 (2)X線駆動型爆縮Arコアープラズマ、Clプッシャープラズマの観測に成功した。 阪大レーザー研。激光XII号ガラスレーザーシステムを用い、X線駆動でえられた爆縮からArコアプラズマを作り、分光画像を得、コア温度の空間分布、さらに燃料・プッシャー混合領域の温度分布を導く実験データを得た。 (3)X線フレーミングカメラへの接続を成功させるための光軸調整技術が明確になった。 結晶面と結晶の格子面とは最大1ミリラジアン程度のズレが生じるため、予め空間を規定する針などを設けその光学的な影絵とX線影絵像とを撮影し、両者のズレのデータを基に光軸調整すれば、所定の結果が得られる事が明らかとなった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] H.Nishimura,他8名: "Study of Indirectly-driven implosion by x-ray spectroscopic measuvements" Physics of Plasmas. 2. 2063-2074 (1995)
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[Publications] I.Uschmann,E.Forster,H.Nishimura,他3名: "Temperature mapping compressed fusion pellets obtained by monochromatic imaging" Review of Scientific Instruments. 66. 734-737 (1995)
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[Publications] H.Nishimura,他7名: "Symmetry Observation and Temperature Mapping of Lasser Driven.Fusion plasmas with Novel x-ray Imaging Technology" 15th International Conferance on Plasuma Physics and Contorolled Nuclear Fusion Research,IAEA-60/B-P-8. (1995)
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[Publications] H.Nishimura,他6名: "Monochromatic Imaging of Laser Fusion Plasma by the use of 2-dimentimally Bent Crystals" Proceedings of the 11th Colloquim on UV and X-ray spectroscopy on Astrophysical and Laboratory Plasmas,Nagoya. (1995)
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[Publications] 西村博明,白神宏之,畦地 宏,宮永憲明: "レーザー核融合における高分解能X線画像および中性子計測-レーザー核融合技術小特集:プラズマ計測技術-" 核融合研究. 70. 1259-1268 (1994)