1994 Fiscal Year Annual Research Report
トカマクの閉じ込めの改善モード及びスクレイプ・オフ層エネルギー輸送の理論的研究
Project/Area Number |
05452396
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
宮本 健郎 成蹊大学, 工学部, 教授 (60023701)
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Research Abstract |
トカマク・プラズマにおいて径電場の勾配によるshear flowによる乱流抑制効果と閉じ込め改善モードとの関係に注目し論理的評価を行なった。(プラズマ・核融合学会誌70 146 1994)。 トカマクのセパラトリックス附近のイオン軌道損失はHモード遷移にとって重要な径電場生成と深くかかわっている。イオン軌道損失領域と径電場との関係を,イオン軌道のドリフト近似によって解析し,計算機による数値結果と簡単化モデルによる解析結果との比較を行ない,よい一致を見た。これらの成果により径電場によってイオン軌道損失がどのように変化するかを定量的に示すことができるようになった。 これらの結果はJour.of Phrp Soc.Japan 63 4017 1994に一部掲載された。
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[Publications] 宮本健郎: "Hモード物理機構の理論的展開" Jour.of Plasma and Fusion Research(プラズマ・核融合学会誌). 70. 146-158 (1994)
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[Publications] 宮本健郎: "ダイバータ-配位トカマクにおけるプラズマ周辺イオンの軌道損失" Jour.of Plasma and Fusion Research(プラズマ・核融合学会誌). 70. 882-891 (1994)
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[Publications] Kenro Miyamoto: "Ion Orbit Loss near Plasma Edse in Tokamak with Divertor Confisurction" Jour.of Physical Society of Japan. 63. 4017-4026 (1994)