1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05453179
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
首藤 紘一 東京大学, 薬学部, 教授 (50012612)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大和田 智彦 東京大学, 薬学部, 助手 (20177025)
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Keywords | フリーデル・クラフト反応 / 求電子試薬 / ジカチオン / アセチル化 / ガッターマン反応 / 酸 / 反応速度 / 反応機構 |
Research Abstract |
1.ベンゼンとケトンのフリーデルクラフト反応の分子内反応にあたるフェニルプロパノン類の酸触媒による環化反応の速度論研究をおこない,ケトン酸素原子へのジプロトン化が反応中間体であることを証明した 2.ベンゼンと青酸の反応において青酸へのジプロトン化体が反応中間体であることを示した 3.ベンゼンと酸クロリドとのフリーデルクラフト反応に対応する反応をベンゼン中アセチルキサフルオルアンチモン(カチオン塩)によって行ない.酸度と生成量の関係を調査した.その結果,アセチルカチオン自体は非常に弱い求電子試薬で,それにプロトン化したジカチオンこそが中間体であることを示した。
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Research Products
(2 results)