1994 Fiscal Year Annual Research Report
高等植物におけるプロテアリーム(多機能プロテアーゼ複合体)の生理機能
Project/Area Number |
05454014
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
中川 弘毅 千葉大学, 園芸学部, 教授 (70009330)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 隆英 千葉大学, 園芸学部, 助教授 (60125929)
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Keywords | 26Sプロテアソーム / プロテアーゼ / ホウレンソウ |
Research Abstract |
1)プロテアソームの生理機能を検討するために必要な抗20Sおよび抗制御因子タンパク質抗体を調製した。 ホウレンソウ緑葉から精製された20Sプロテアソームおよび電気泳動的に20Sプロテアソームと分けられた制御因子タンパク質をうさぎに免疫してそれぞれのポリクローナル抗体を得た。 プロテアソームのmRNA量の変動を調べるためにプロテアソームのcDNAを単離した。 ホウレンソウcDNAライブラリーより、イネおよびラットの20S、26SプロテアソームサブユニットcDNAをプローブとしてホモローグを単離した。約50,000プラークをスクリーニングした結果、23クローンが得られ、これらのcDNAホモローグは20Sαタイプに属するもの1種、20Sβタイプに属するもの1種、26Sの0S2,S4に属するもの17種、26SのMSS1に属するもの4種に分類することができた。 3)ホウレンソウの乾燥種子、吸水種子および緑葉をATP共存下で磨砕し、得られた租抽出液をグリセロール密度勾配遠心法にて分析した結果、種子中では20Sプロテアソームが主成分であるのに対し、緑葉中では26Sプロテアソームが主成分であった。
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[Publications] K.Fujinami,T.Sato,H.Nakagawa: "Porification and characterization of the 26S Proteasome from spirach leaves" J.Biol.Chem. 269. 25905-25910 (1994)
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[Publications] 中川弘毅: "植物からはじめて見いだされたプロテアソーム" 化学と生物. 32. 620-623 (1994)