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1994 Fiscal Year Annual Research Report

アブラナ科自家不和合性の優劣性の発現に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05454038
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

日向 康吉  東北大学, 農学部, 教授 (00005589)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 渡辺 正夫  東北大学, 農学部, 助手 (90240522)
Keywordsアブラナ / 優性 / 劣性 / 自家不和合性 / 認識 / 自己・非自己 / SLG / クローニング
Research Abstract

昨年度は集団内S遺伝子間の共優性・優性・劣性関係の全体を把握すべく、26のS遺伝子ホモ系統間の全組合せの雑種F_1を作成し、このF_1と両親系統間で検定交配を行った。本年度はこれらの結果を整理し、柱頭側では総組合わせ数の74.1%が共優性で、19.9%が優劣性を示すこと、花粉側では総組合わせ数の43.6%が共優性、41.9%が優劣関係、2.7%が共劣性を示すことを明らかにした。花粉側と柱頭側の優性・劣性は異なっていることから、花粉と柱頭で関与している認識物質は異なることを指摘した。
次に、優性・劣性関係のF_2世代の分について調査し、優性・劣性関係はS遺伝子と共に分離することを確かめ、優性・劣性はS遺伝子座によって支配されていることを確認した。
さらに、花粉側で優性のS^<45>系統の柱頭cDNAライブラリーからSLG^<45>を単離して、その塩基配列、アミノ酸配列を決定した。SLG^<45>のORFは1308bpであった。現在までにクローニングされている他のSLGよりも約100残基短い436残基のアミノ酸をコードしており、分子量は約32.4KDaと推定した。潜在的糖鎖結合部位は良く保存され、また、C末端よりの12個のシステイン残基も他のSLG同様に良く保存されていた。このクローンの塩基配列を他のクローンの塩基配列と比較すると、優性SLGのグループに含まれると考えられた。現在、劣性SLGのクローニングを行っている。
研究は順調に進展していると判断している。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] MASAO WATANABE: "A high degree of homology oxists between the proteins encoded by SLG and the S recepter domain encoded by SRK in self-incopyeablto" Plant of Cell Physiology. 35. 1221-1229 (1994)

  • [Publications] Kokichi HINATA: "Genetic studies of self-incompatibility in Brassica eampesotns" Pollen-P:stil Interactions and Pollen Tube Growth. 103-110 (1994)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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