1994 Fiscal Year Annual Research Report
里山・田園環境の保全活動をベースとした環境教育と市民参加のシステム開発
Project/Area Number |
05454102
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Research Institution | Kyushu Institute of Design |
Principal Investigator |
重松 敏則 九州芸術工科大学, 芸術工学部, 教授 (70094505)
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Keywords | 環境教育 / 市民参加 / 里山管理 / 伝統的田園景観 / 生態系保全 / 環境保全 / 人材養成 / 保全システムの開発 |
Research Abstract |
1.国際シンポジウムの企画と開催 里山・田園環境の保全に対する市民、行政、企業等の認識を高めるための情報提供手段として、シンポジウムの開催を取り上げ、その企画から実施に至る的確なシステムを明らかにするため、英国BTCV、ならびに(社)大阪自然環境保全協会、研究協力者であるボランティア・リーダーとの連携で、シンポジウム「英国BTCVの活動と日本における展開と連帯」を実施した。その結果、システム化のための具体的な指針が得られた。 2.国際保全合宿(International Conservation Working Holidays)の企画と実施 英国BTCVが実施している保全合宿のシステムと手法を我が国に導入し、その可能性を探るために、BTCVとの連携により、和歌山県橋本市と大阪府八尾市ほかにおいて、それぞれ10日間の国際保全合宿を計画・実施した。英国から延べ10人のボランティア、ならびに多数の地域住民、都市住民の参加で行った結果、我が国における可能性が確かめられるとともに、その的確な企画・運営システム策定のための指針が得られた。 3.行政等が進める市民参加の活動促進施策に対する助言、指導と可能性の評価 行政等が市民及び農林業者を啓発・支援して、市民参加による里山・田園環境の保全を進めようとする施策について、以下の事例について、そのシステムづくり、リーダー養成セミナー・実習等の実施について、助言・指導を行うとともに、その経過から可能性と潜在力を評価した。 (1)ひょうご豊かな森づくり(兵庫県) (2)飛鳥の森づくり(建設省) (3)箕面の森づくり(大阪府箕面市) (4)ふるさとの景観づくり(高知県中土佐町) 4.平成5年度及び以上の平成6年度の結果に、今後さらに不足の調査を加え、研究成果報告書をまとめる。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 重松 敏則: "里山・田園景観の現状と課題" 公園緑地. 54-6. 8-11 (1994)
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[Publications] 重松 敏則: "里山の生態的植生管理ならびに市民参加による保全システムに関する研究" 九州芸術工科大学研究年報. 14. 55-58 (1994)
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[Publications] 重松 敏則: "森林保全と市民参加のシステムについて" 第106回日本林学会大会発表要旨集. 106(未定). (1995)