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1994 Fiscal Year Annual Research Report

歯周病原性細菌内毒素による宿主細胞の活性化と細胞表面抗原の解析

Research Project

Project/Area Number 05454192
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

浜田 茂幸  大阪大学, 歯学部, 教授 (60028777)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高橋 一郎  大阪大学, 歯学部, 助手 (20206791)
木村 重信  大阪大学, 歯学部, 講師 (10177917)
Keywords歯周病原菌 / 内毒素 / LPS / 表面抗原 / マウス / 線維芽細胞
Research Abstract

P.gingivalisのLPSによるC3H/HeNマウス、C3H/HeJマウス脾臓Bリンパ球に対する増殖活性は、[^3H]チミジンの取り込みからE.coliのLPSと比較検討した。その結果、P.gingivalisのLPSはLPS非応答性のC3H/HeJマウスの脾臓Bリンパ球に対しても強い増殖活性を示すことが明かとなった。ヒト歯根膜線維芽細胞を対象とした場合、[^3H]チミジンの取り込みからは10μg/ml以上の濃度のP.gingivalisのLPS刺激で有意にDNA合成が促進されることが明らかとなった。ヒト歯根膜線維芽細胞の細胞増殖は顕微鏡下での計測からも確認された。さらに、ケモタキシスチャンバーを用いてヒト歯根膜線維芽細胞のP.gingivalisのLPSに対する遊走活性を検討した結果、10μg/ml以上の濃度のP.gingivalisのLPSで遊走細胞数が有意に増加することが明らかとなった。
当初、P.gingivalisのLPS以外に、リポタンパク、線毛タンパクについても、その活性を検討する予定であったが、より安定して供給が可能であること、対照としてE.coliのLPSを用いることができることなどから、LPSにしぼって検討を行った。増殖活性に関してはC3H/HeNマウス、C3H/HeJマウス脾臓Bリンパ球に対してP.gingivalisのLPS刺激で強い増殖反応が観察されこれまでの報告を支持する成績が得られたものの、細胞内のタンパクリン酸化反応に関しては、細胞内基質タンパクのチロシン残基に対するリン酸化反応測定系の確立のみ完了した。ヒト歯根膜線維芽細胞については、これまでの報告では。LPSの細胞毒性に関するものがほとんどであったが、本研究の結果、P.gingivalisのLPSが強い増殖活性を有し、またこれらの細胞に対して走化能を有することが強く示唆された。

  • Research Products

    (4 results)

All Other

All Publications (4 results)

  • [Publications] Fujiwara,T.: "Inconsistency between the frmbriln gene and the antigenicity of LPS in P. gingithis" FEMS Microbiology Letters. 124. 333-342 (1994)

  • [Publications] Hamada,S.: "Molecular and immundogical charaterization of the fimbriae of P.gingionlis" Microbiology and Immunology. 38. 921-930 (1994)

  • [Publications] Genco,R.: "Molecular Pathogenesis of Periodontal Disease" ASM Press,Washnrton,DC, 455 (1994)

  • [Publications] 中野昌康: "エンドトキシン" 講談社サイエンティフィク,東京, 327 (1995)

URL: 

Published: 1996-04-08   Modified: 2016-04-21  

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