1994 Fiscal Year Annual Research Report
ジフェニルエーテル系除草剤CNPの胆汁中残留とその発癌促進作用について
Project/Area Number |
05454375
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Research Institution | The Nippon Dental University |
Principal Investigator |
吉田 奎介 日本歯科大学, 新潟歯学部, 教授 (90018680)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
足立 泰儀 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助手 (20120602)
川合 千尋 日本歯科大学, 新潟歯学部, 助教授 (50186045)
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Keywords | CNP / 胆道癌 |
Research Abstract |
胆嚢癌発生への除草剤クロルニトロフェン(CNP)の役割について前年度の基礎的検討に引き続き、以下の検討を行った。 1.胆石症患者胆汁中へのCNPの排泄:有効検討対象2例いずれもCNPおよびそのアミノ体に相当するピークを示し、胆汁中CNP排泄が強く示唆された。 2.ハムスターに対するCNP長期投与の影響 1)CNP2000ppm含有飼料40週間飼育では胆嚢・膵に癌や異型上皮の出現を認めなかった。胆嚢粘膜上皮のPCNA陽性率は対照に比して高かったが有意差ではなかった。 2)BOP発癌実験におけるCNPの発癌促進作用:胆嚢の高度異型上皮出現頻度は対照と同等であったが、癌の発生を実験群の1例に認めた。膵の癌あるいは高度異型上皮の出現率は実験群で高率であったが有意差ではなかった。 3)胆石形成食へのCNP添加の影響:胆石形成食にCNPを2000ppm添加した20週までの飼育では、胆嚢粘膜及び膵・肝上皮に異型上皮の出現は認められなかった。
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