1993 Fiscal Year Annual Research Report
オリゴヌクレオチドを用いた悪性グリオーマに対する遺伝子療法
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05454395
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
山下 純宏 金沢大学, 医学部, 教授 (90026948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 和男 金沢大学, 遺伝子実験施設, 施設長教授 (00019879)
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Keywords | triple stranded DNA / anti-gene strategy / EGFR / Sp-1 / glioma |
Research Abstract |
EGFR geneのpromoter領域においてSP-1結合部位および転写開始部位を含む26bpの領域を標的とするantigeneを作成した。antigeneとしてsense(EGFR26-1)、antisense(EGFR26-2)、およびG・Tのみで構成したものをsense,antisense各々にantiparallelな方向(EGFR26-3,EGFR26-4)で作成した。gel shift assay法によって三重鎖DNAの形成を検討したところ、標的配列のsenseとantiparallelなantigene(EGFR26-2,EGFR26-3)によって三重鎖DNAの形成が認められた。human glioma cell lineであるU251MGおよびU87MGを対象とし、培養上清中にホスホロチオエート修飾を行ったantigeneを投与した。U87MGおよびU251MGにおいて5μMのantigene(EGFR26-2,EGFR26-3)によりEGFRのmRNA発現が抑制され,同時に細胞増殖阻害効果が観察された。さらにU87MGでは2μMのEGFR26-2の投与によってapoptosisの誘発が示唆された。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 岡田尚巳,他: "ヒトグリオーマ細胞株における三重鎖DNA形成によるc-erbB発現の抑制" 神経免疫研究. (in press). (1994)
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[Publications] 山下純宏,他: "三重鎖DNA形成を利用した遺伝子治療" nanoGIGA(日本臨床). (24)(in press). (1994)
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[Publications] 山下純宏,他: "PDGF受容体に対するantisense oligomerを用いた残オーマの遺伝子治療" がん治療のあゆみ. 12. 125-131 (1993)
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[Publications] 林裕,他: "ヒトグリオーマ細胞株に対するADGF受容体アンチセンスオリゴマーを用いた増殖抑制効果の検討" BIOTHERAPY. 7. 635-640 (1993)