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1993 Fiscal Year Annual Research Report

アンチセンスRNAによる、GnRH発現制御機構の解明とその臨床的応用の可能性

Research Project

Project/Area Number 05454441
Research Institution山梨医科大学

Principal Investigator

加藤 順三  山梨医科大学, 医学部, 教授 (80082121)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 野沢 昭  山梨医科大学, 医学部, 助手 (10208340)
平井 光男  山梨医科大学, 医学部, 助手 (90238395)
笠井 剛  山梨医科大学, 医学部, 助手 (20194699)
平田 修司  山梨医科大学, 医学部, 講師 (00228785)
KeywordsGnRH遺伝子発現 / GnRH mRNA / アンチセンスSH RNA / ラット / 脳 / GnRH analogue
Research Abstract

1.ラット脳内において、GnRH mRNAならびに、アンチセンスSH-RNAの組織学的局を、RT-PCR法ならびにin situ hybridization法をもちいて検討した。
その結果、GnRH mRNAは視床下部に限局しているのに対し、アンチセンスSH-RNAは視床下部以外の脳にも広汎に存在していることが明らかになった。このことから、視床下部以外の脳の各部において、アンチセンスSH-RNAが遺伝子発現を抑制している可能性が示唆された。
2.ラットに、GnRHアナログのマイクロカプセルTAP144-SR(Takeda)を投与してラット視床下部のGnRH mRNAとアンチセンスSH-RNAのレベルに及ぼす効果を検討した。
その結果、GnRH mRNAでは減少、アンチセンスSH-RNAでは増加が見られ、逆の相関関係が見いだされた。これは、GnRH mRNAのアンチセンスRNAによる調節機構が存在しることを示唆するものである。この機構は、真核動物では従来報告されていないもので極めて興味深い。
3.本研究により、アンチセンスSH-RNAの組織内分布ならびに生理的意義がはじめて解明され、当初目的に沿った初年度の研究成果が得られた。次年度以降、培養細胞系におけるin vitroの発現実験を行ない、アンチセンスRNAによるGnRH mRNAの調節機構の詳細を明らかにする予定である。

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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