1994 Fiscal Year Annual Research Report
「咬み合わせの電気的測定装置」を用いた咬合起因性顎関節障害発生機序に関する研究
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05454557
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
中島 昭彦 九州大学, 歯学部, 教授 (00037524)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉利 和彦 九州大学, 歯学部, 助手 (60037538)
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Keywords | 咬合面圧分布 / 顎関節障害 / 感圧ゴム |
Research Abstract |
当初の研究計画では研究代表者らが開発した咬合面圧分布測定装置を用いて咬合の機能解析を行なう予定であったが、そのセンサー部PCR(感圧ゴム)製造を委託業者が撤退するという予期せぬ事態が発生した。したがって急遽目的に合ったPCRの開発と測定装置の変更をせざるを得なかった。平成6年度は圧力分布計測装置(イナバゴム社製)と新しいPCRが咬合面圧測定に応用できるかどうかの基礎実験を主として行なった。その結果、開発したPCRは接近した2点間の識別において若干の問題は残るものの、咬合全体の圧分布測定に適しているという結論が得られたので、次いで0.8mm間隔の格子状電極を構成する咬合面圧測定用咬合板を設計作成した。さらに計測装置の解析プログラム改変を実施し、現在のところ以下の分析を行なうことができるようになった。 1)各電極で感知した圧力レベルを座標点ごとに表示する。 2)咬合面圧分布を立体表示する(図参照)。 3)咬合面圧の重心、咬合面積の重心を計算し、座標上に表示する。 4)咬合面を左右側に分けて、その面積総和と圧の総和を表示する。 以上の機能をもとに、正常咬合者や顎関節機能障害者の測定、および同一被検者の経日的変化などを現在測定中である。このデータの解析はまだ終了していない。
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