1993 Fiscal Year Annual Research Report
農山村における地域資源の循環的利用構造に関する研究
Project/Area Number |
05455004
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
鷲尾 良司 宇都宮大学, 農学部, 教授 (20007983)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前田 安彦 宇都宮大学, 農学部, 教授 (20007933)
中山 幹康 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (10217945)
鈴木 勇二 宇都宮大学, 農学部, 教授 (30012082)
後藤 章 宇都宮大学, 農学部, 助教授 (80162139)
宇佐美 繁 宇都宮大学, 農学部, 教授 (80134261)
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Keywords | 農山村 / 地域資源 / 循環 / 農山村特産物 / 地理情報システム / 水循環 / 木質資源 / 堆肥 |
Research Abstract |
1.林業、里山開発、高原農業、山麓酪農、平担地農業、内水面漁業、リゾート開発、循環的水利用などが展開する栃木県北那須地域を研究の対象地区に選定し、各分野の現地調査を進めた。 2.1970年から90年の期間について、地理情報システムと人口、商業、工業、標高、土地利用データと結合し、栃木県北那須地域の地域資源データベース(第1次)を作成した。 3.災害関連情報などをベースに、栃木県北那須地域の林地・里山利用の制約要因に関するデータベース(第1次)を作成した。 4.宇都宮大学農学部付属農場において、乳用牛・肉用牛の糞・尿の排泄利用量、および麦かん、稲藁、落葉などを敷料としたときの堆肥生産量などの実験を行った。 5.湧水の利用が顕著な大田原市を中心とした、地域水循環モデルを作成した。 6.農山村特産物の加工利用について栃木県内外の現地調査を行い、それが農山村の活性化に及ぼす影響について検討した。 7.北那須地域における地域資源の管理主体を、地方自治体、協同組合、民間、任意組合などに分類し、その概数と変化の動向を整理した。 8.全国および栃木県における木質資源の利用とリサイクルについて整理・分析し、未利用資源の賦存量および木質資源の新たな利用形態の可能性について検討した。 9.以上の研究成果を相互に情報交換し研究目的の達成に資するため、研究会を6回開催した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 黄,冨田,中山: "筆地利用適性判別論理の構築" 農村計画学会誌. Vol.12,No.3. 20-32 (1993)
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[Publications] 笠原義人,斉藤和代: "国有林野事業経営改善合理化期における労働者の実態に関する考察" 日本林学会論文集. 105(予定). (1994)
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[Publications] 前田安彦: "農山村,一村一品運動の漬物加工." 前田安彦, (1994)