1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05555036
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Research Institution | Tokyo National College of Technology |
Principal Investigator |
黒崎 茂 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (70042710)
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Keywords | 破壊力学 / 実験応力解析 / 応力拡大係数 / 非破壊検査 / ひずみゲージ |
Research Abstract |
1.二軸ひずみゲージによるモードII応力拡大係数の解析法の開発 (純粋モードII型応力拡大係数の解析) (1)貫通き裂を有する円筒のねじり試験(軸方向き裂解析) 円筒軸方向に貫通き裂がある円筒管に、ねじりトルクが作用した場合の応力拡大係数を実験解析を行った。今年度は、データ数を増やしている。この結果は、比破壊検査協会応力ひずみ測定分科会講演会(1994年7月)にて発表した。 (2)貫通き裂を有する円筒のねじり試験(円筒方向き裂解析) 円周方向に貫通き裂が挿入された円筒管に、ねじりトルクが作用下場合の研究である。機械学会秋期全国大会講演会(1994年8月)に発表した。 2.二軸ひずみゲージによる混合モード下でのモードII応力拡大係数K_<II>値の抽出 荷重軸方向に一定角度傾いたき裂を挿入し、破壊力学での混合モード型平板試験片を作製した。二軸ひずみゲージを用いて、モードII応力拡大係数K_<II>値のみを抽出する方法を考案した。二軸ひずみゲージを1枚使う方法と、複数枚使い精度をあげる方法の二種類を提案した。 上記の研究結果は、(1)機械学会材料力学講演会(1994年10月)で発表した。さらに精度を改良した複数枚ゲージ法について(2)機械学会春期全国大会講演会(1995年3月)に発表した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 黒崎 茂: "ねじりによる円筒管き裂の応力拡大係数の実験解析法(円周方向き裂の解析)" 日本機械学会・第72期全国大会講演論文集. 940-30. 438-440 (1994)
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[Publications] 黒崎 茂: "ひずみゲージによる混合モード中のモードII応力拡大係数の分離抽出" 日本機械学会・材料力学部門講演会講演論文集. 940-37. 276-277 (1994)
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[Publications] 黒崎 茂: "ひずみゲージによる混合モード中のモードII応力拡大係数の解析法" 東京工業高等専門学校 研究報告書. 26. 29-33 (1994)
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[Publications] 黒崎 茂: "ひずみゲージによる混合モード中のモードII応力拡大係数の分離抽出(第2報 複数ゲージ法)" 日本機械学会・第73期全国大会講演論文集. (1995)
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[Publications] 黒崎 茂: "ひずみゲージによる接触応力揚中き裂の応力拡大係数の解析法" 応力ひずみ測定シンポジウム講演論文集. 26. (1995)