1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05555053
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Research Institution | Kurume National College of Technology |
Principal Investigator |
米倉 將隆 久留米工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (20044282)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桜木 功 久留米工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (60044294)
永野 喜三郎 久留米工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (50044293)
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Keywords | 焼入歯車 / 歯面仕上げ / CBN砥石 / ねじ状工具 / 歯車の精度 / 研削条件 / ハードギヤフイニッシャー |
Research Abstract |
自動車等に使用されている量産歯車の焼入後の歯面仕上げとして、CBN砥粒を利用する歯車研削が世界的に多数開発段階にある。そのひとつの方法として、ねじ状CBN砥石を用いる方式を実用化するために本研究を2年間予定している。初年度は主に砥石の設計・製作及び実験の一部を行い、次年度は実験を主に行う。研究の中心となるハードギャーフィニッシャーは、本年度6月に新設した。 1.研究に必要なCBN砥粒に関する情報を収集した。従来の本方式に関するデータの整理を行った。フイニッシャー本体の整備、取り付け治具の新作、測定機器の整備、研削条件に応じたプログラムの準備を行った。 2.研究は、まずモジュールm=2.5のはすば歯車について、既設のフイニッシャーとの比較から行った。実験の結果、新フイニッシャーの剛性、精度が確認されたが、歯車及び砥石の観察上からm=2で研究を進める方がより効果的とわかった。そこで、m=2のCBN砥石の設計をした。形状は現有の砥石と同一とし、粒度の選定、硬さ、砥粒の電着等に細心の注意をはらいながら試作した。 3.試作した砥石の砥石面における砥粒の飛出し、分布状態及び歯形形状等に関する精度検査を綿密に行った。砥粒の分布状態は良かったが、飛出しが少ない砥石となった。 4.試作した砥石を用いて、m=2,歯数56の平歯車を対象として、実験により適性研削条(速度、送り、切込み)の選定を行った。 以上のことから、機械の剛性が増せば研削条件を高くすることはできるが、砥石に問題があり、その粒度、突き出し量により適正な研削条件があること、切込みよりも送りを増加する方が、歯面の焼付きおよび溶着に大きく影響することがわかった。
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