1993 Fiscal Year Annual Research Report
建設構造物の劣化にかんするリモートセンシング診断技術の試験研究
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05555118
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
岡本 芳三 茨城大学, 工学部, 教授 (10194408)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒川 賢 日本電気三栄, 技術開発センター, 部長
伊藤 友久 日東化学工業, 理事
石井 敏満 日本原子力研究所, 高温工学部, 研究員
大岡 紀一 日本原子力研究所, 材料試験炉部, 主任研究員
衛藤 基邦 日本原子力研究所, 高温工学部, 室長
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Keywords | 建設構造物 / 放射熱物性特性 / 赤外線映像装置 / 紫外および可視化映像 / 高熱流束加熱試験 / 赤外線分光装置 / 埋設構造物 / 数値解析計算処理システム |
Research Abstract |
対称とする金属、コンクリート、プラスチック、セラミックおよび繊維断熱材等の建設構造物を構成すモデル化した試験片の放射熱物性特性にかんする、データーベースを確立するための計測を実施し、求めた実験データを計算用のソフトデーターとして入力しておく。熱的イメージ法にかんする入射エネルギーゲンとして、パラボラミラーを持つ2kwのハロゲンランプの試作を完了し、その集光性に関する予備実験を開始する予定である。 実画像から近赤外に至る赤外線映像装置と既設の遠赤外線映像装置および紫外および可視化映像にフイルターをかけて色相画像を求める改良を施した色相計を試作し、これらの一連の画像を既設のフイルターと組合せによる分光解析と画像処置を実施する赤外線分光装置を組合せた多相分光システムの組み上げの作業および数値解析計算処理システムの完備にむけてのソフトウエヤー完備のための一連の作業に着手した。 内面に剥離層を有するセラミック試験体について試作したハロゲンランプをもちいて高熱流束加熱試験を実施し、赤外および遠赤外線映像装置によるその検出限界を明らかにするための試験を実施した。また、応用例として、埋設構造物の検出限界を明らかにする事を目的として、熱伝導率の異なる埋設構造物試験片を地中に埋め、その大きさや深さを変えて、屋外での検出限界に関する試験を実施中であり、これらをモデル化した、数値解析計算のソフト作成かんする、作業に着手した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Yoshizo Okamoto: "Vizualization of Internal Flaw and Leak of Power Components by IR" Fall Conf The American Soc.for Nondestructive Testing. 13. 67-69 (1993)
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[Publications] 岡本芳三: "熱イメージ法による物質内部不均一空間の検出とそのモデル化" 日本伝熱シンポジウム講演論文集. 30. 238-240 (1993)
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[Publications] Yoshizo Okamoto: "Remote Sensing Study of Detecting Flaws in Structural Material" Thermosense SPIE Conference,Orlando,USA. 1933. 215-227 (1933)
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[Publications] 岡本芳三: "赤外線応用計測" 日本工業出版社 光アライアンス. 19. 19-25 (1993)
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[Publications] 岡本芳三: "赤外線映像装置を利用した実用的温度計測に関する研究" 日本機械学会論文集. 59. (1994)
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[Publications] Yoshizo Okamoto: "Use of Radiometer to Reform and Repair An Old Living House to New One" Thermosense SPIE,Orlando. 1-8 (1994)
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[Publications] 岡本芳三: "コロナ社" 遠赤外リモートセンシング熱計測法, 256 (1993)