1994 Fiscal Year Annual Research Report
建設構造物の劣化に関するリモートセンシング診断技術の試験研究
Project/Area Number |
05555118
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Research Institution | Ibaraki University |
Principal Investigator |
岡本 芳三 茨城大学, 工学部, 教授 (10194408)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 敏満 日本原子力研究所, 高温工学部, 研究員
衛藤 基邦 日本原子力研究所, 高温工学部, 室長
稻垣 照美 茨城大学, 工学部, 助手 (90184712)
沼尾 達弥 茨城大学, 工学部, 助教授 (90164649)
福沢 公夫 茨城大学, 工学部, 教授 (50165271)
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Keywords | 建設構造物 / 劣化診断 / リモートセンシング / ハロゲンランプ / 欠陥 / 放射温度 / 輝度 / コンクリート |
Research Abstract |
建設構造物を構成するコンクリート,タイル,セラミックなどの構造物が使用中の劣化促進の作用によって,寿命をどれだけ保持出来るかを明らかにする目的で,2KWの試作したハロゲンランプを用いて,対象とする劣化表面に熱線を入射し,その表面の温度分布をリモートセンシングで近赤外,遠赤外映像装置によって計測する。内面および表面に存在しているはくり,きれつ,析出物などの存在を表面に発生する放射温度や輝度の分布を計測し明らかにするための,検出限界にかんする実験を進めた。 その結果,コンクリート壁面,積石,支柱などの建設構造物に関するフィールド試験により,書および夜間に発生する欠陥異常部での温度や明るさの異常より,人工的な加熱によって,深さ10〜30cm程度に存在する内部欠陥の存在が確認され,熱流束を高めることによって,一層の改善をはかることが可能であることが明らかになった。 さらに,これらの欠陥のまわりの流れを数値計算によりとくことにより,表面の異常温度の発生のメカニズムや検出限界にかんする基礎的智見をえると共に,解析の結果を実地探査の手法に反映することが出来た。
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[Publications] Yoshizo Okamoto: "IR Detection Limit of Underground Structure by Thernal Image Technique" QUIRT 94,EUROTHERM. 8. 20-21 (1994)
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[Publications] 岡本芳三ほか: "熱イメージ法による住宅熱環境調整の評価" 第31回日本伝熱シンポジウム. 3. 1009-1011 (1994)
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[Publications] 岡本芳三ほか: "熱イメージ法による物質内部不均質空間のモデル化" 日本機械学会論文集 B編. 60. 238-244 (1994)
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[Publications] 岡本芳三ほか: "赤外線映像装置を利用した実用温度計測法に関する研究 第2報擬以灰色近次の適用性" 日本機械学会論文集 B編. 23. 331-337 (1994)
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[Publications] 岡本芳三ほか: "赤外線映像装置を利用した実用温度計測法に関する研究 第一報射度係数と放射温度" 日本機械学会論文集 B編. 41. 232-237 (1994)
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[Publications] 岡本芳三: "リモートセンシング熱計測とその応用技術" ファクトリーオートメーション. F08. 5-10 (1994)
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[Publications] 岡本芳三: "遠赤外リモートセンシング熱計測法" コロナ社, 254 (1994)