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1993 Fiscal Year Annual Research Report

液状食品の有効成分を損なわない新方式殺菌装置の開発

Research Project

Project/Area Number 05555219
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

佐藤 正之  群馬大学, 工学部, 教授 (70008473)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 斉藤 正浩  群馬大学, 工学部, 教務員 (50170527)
大嶋 孝之  群馬大学, 工学部, 助手 (30251119)
中西 弘一  (株)海洋バイオテクノロジー研究所, 主任研究員
Keywords食品工学 / パルス殺菌 / パルス電界 / 常温殺菌 / 菌類不活性化 / 温度依存性
Research Abstract

液体食品の含有成分を変質させない、非加熱殺菌方式としてのパルス殺菌法の、実用化に向けての研究を行った。本研究においては、その第一段階として次のような成果を得た。
1、食品応用において、生体有害物質を生じないことは第一条件であるため、液体中でのパルス処理による活性種等の生成について実験的検討を行った結果、ストリーマ放電の生じない装置形状を用いる必要があることがわかった。
2、殺菌槽をスケールアップする際には、殺菌特性のわかったユニットとしての殺菌槽とパルス電源の組み合わせを多数用意し、目的に応じて接続することにより、種々の操作条件に対応可能となることがわかった。
3、より少ないパルス電気エネルギで加熱耐性菌等に対する殺菌効果の向上を図るために、タンパク質の変性温度以下(例えば60℃以下)での加熱を併用することが極めて効果的であることがわかった。
以上の研究成果の一部は1993年11月に口頭発表[1]を行ったほか、1994年6月に国際会議[2]、1994年10月に国際会議[3]にて発表の予定である。
なお、本研究経費にて購入した備品類の内、冷却遠心分離器については殺菌処理前の集菌、殺菌後の生残菌数の計測、ならびに細胞内容物の放出確認等に用い、パーソナルコンピュータとpHメータについては放電スペクトル解析、電気泳動ゲル解析等、ならびに試料溶液のpH測定に使用することにより、研究の進行に対して極めて有効であった。
[1]日本生物工学会平成5年度大会(1993);[2]Ann.Meet.on Electrostatics of America(1994,at Stanford University);[3]IEEE/IAS Annu.Meet.on Ind.Appl.(1994,at Denver)

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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