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1993 Fiscal Year Annual Research Report

ポリウレタンの化学分解による有用物質回収法の確立

Research Project

Project/Area Number 05555257
Research InstitutionTokyo National College of Technology

Principal Investigator

三谷 知世  東京工業高等専門学校, 工業化学科, 助教授 (40157532)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井手 正美  日本ポリウレタン工業株式会社総合技術研究所基礎解析研究室, 研究員
金谷 紘二  日本ポリウレタン工業株式会社総合技術研究所基礎解析研究室, 室長
石井 浩  東京工業高等専門学校, 物質工学科, 助教授 (10184467)
矢野 良子  東京工業高等専門学校, 工業化学科, 教授 (80015768)
Keywordsポリウレタン / 化学分解 / リサイクル
Research Abstract

◇モデル化合物の設計と合成 ウレタン結合およびウレア結合を含むモデル化合物はジフェニルメタン ジイソシアネート(MDI)およびアルコール類、アミン類を用いて合成した。生成物についてはあらかじめコンピューターによる予測をたて、分析はNMRおよびIRにより行った。その結果、アルコール類、アミン類をMDIの10倍量(モル比)、温度は還流温度、溶媒はアセトン、テトラヒドロフランが合成に適していることがわかった。
◇モデル化合物を用いた分解反応 MDIにエチレングリコールを反応させて得たモデル化合物を種々の条件下で分解した。その結果、イソプロパノールアミンにより160-170℃で容易に分解することが分かった。分解産物についてもあらかじめコンピューターによる分解機構、生成物の予測を行い、分析はゲルパーミションクロマトグラフィ(GPC)およびIRにより行った。中間生成物を含め12の化合物ができたが、主反応は1次反応で近似できその反応速度定数は0.1[min^<-1>]となった。
◇ポリウレタンフォームの分解 実際のポリウレタンフォームをイソプロパノールアミンにより分解しその分解生成物をGPC,IRにより分析した。分解はかなり複雑な経路をたどるが、コンピューターによる予測および生成物の分析より、最終的にはポリエーテル、MDIのアミン化合物、IPA由来の化合物となることがわかった。IPA由来の化合物は新規物質の可能性が高い。
◇ポリウレタンおよびその出発物質の諸物性測定 実験に使用したポリウレタン、MDIおよびMDI関連物質の諸物性をNMR,IR,GPCにより分析し上記合成および分解実験の基礎解析に用いた。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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