1994 Fiscal Year Annual Research Report
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05555270
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| Research Institution | Yokohama National University |
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Principal Investigator |
平山 次清 横浜国立大学, 工学部, 教授 (00018061)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬 寧 横浜国立大学, 工学部, 講師 (30251755)
上野 誠也 横浜国立大学, 工学部, 助教授 (60203460)
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| Keywords | 方向スペクトル波 / 波浪計 / 船載型 / 船体運動 |
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| Research Abstract |
(1)船体運動を加速度計、角速度計により又船体周りの波浪状態を相対波浪計を用いて計測し船体運動等による波浪推定の補強を行う方法を検討した.このために実船試験で使用する船の2.7メートルモデルを改造し水槽実験を実施した.モデルは実船との対応を考え、完全な自由航走とし、向かい波、追い波、斜め波中で実施した.なお舵の制御及び計測データの送受信はPCM方式の無線で行った。又方位角の制御には従来ジャイロを用いていたが今回は光学的な手法も新しく開発して使用た.
今回の実験は主として長波頂不規則波中において相対波高計測に重点をおいて実施したが、その結果相対波高計に航走時応答特性の低下が見られると言った計測上の問題があったものの少なくとも一次元スペクトルは相当改善される事がわかった. また逆に、従来使用されているストリップ法による周波数応答関数の短波長域での問題点も明らかとなった(平山、上野担当).また方向スペクトルについても推定法を数値計算でも若干検討した(馬担当).これらの計測、計算には今年度購入した設備備品が役だったが検討に時間がかかり購入時期が若干遅くなった.
(2)早めに進行すれば、開発した新しい手法の実用性を実海域で確認するために民間または公的機関の所有する船に便乗し実船試験を実施する予定であったが実験実施に若干手間取った為実施出来なかった.次年度には実海域での実船による方向スペクトルの推定検証が可能であると考えている.
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