1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05557053
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
丸茂 文昭 東京医科歯科大学, 医学部, 教授 (00050443)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大塚 実 藤沢製薬工業, 開発研究所, 主任研究員
佐々木 成 東京医科歯科大学, 医学部, 助教授 (60170677)
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Keywords | エンドセリン / 急性腎不全 / 腎炎 / 受容体 / 抗体 |
Research Abstract |
急性腎不全におけるエンドセリン(ET)の役割について更に検討を行った。馬杉腎炎モデルではメザンギウム細胞にET1とET3の発現が増加しており、この増加はトロンボキサンA2受容体拮抗剤で抑制されることが分かった(Tohoku J Exp Med in press)。腎機能悪化にETが関与していることを示すデータである。さらに急性腎不全モデルとしてウサギにおいて疎血腎、水銀剤投与腎を作成し腎でのETの発現を検討した。どちらのモデルにおいても集合管に著名なET1の蛋白発現の増加を認めた(Exp Nephrol in press)。 以上の結果は急性腎不全においてET系を抑制すれば、腎不全の進展は抑えられえるとする、本研究の仮説を証明したものである。そこでETAならびにETB受容体に対する抗体を作成しETの働きをブロックする試みを行った。一般に膜受容体は疎水性が高く、高力価の抗体を得ることが難しい。本研究においても様々な工夫を行ったが、受容体は認識する抗体は得られたが、機能を抑えるいわゆる中和抗体を得ることは出来なかった。今後さらに検討が必要であり、抗体以外のアプローチの可能性も考えるべきと思われた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] R.Zou: "Role of Endothelin in Masugi nephritis" Tohoku,J.Exp.Med.(in press).
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[Publications] T.Ida: "Expression of ET1 in collecting duct in acute renal failure" Exp.Nephrol. (in press).