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1993 Fiscal Year Annual Research Report

左心および右心補助用ジェットポンプの開発研究

Research Project

Project/Area Number 05557063
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

羽根田 潔  東北大学, 医学部, 助教授 (90111286)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 福留 明  日本ゼオン(株), 主任研究員
内田 直樹  東北大学, 医学部, 助手 (70241635)
仁田 新一  東北大学, 加齢医学研究所, 助教授 (90101138)
島 章  東北大学, 流体力学研究所, 教授 (30006168)
Keywordsジェットポンプ / 経皮的挿入
Research Abstract

本年度は、試作したジェットポンプを用いて山羊による急性実験を繰返し行ない、ポンプの性能を確かめ、改良を重ねることと、経費的挿入手技の検討、それにジェットポンプの駆動条件と駆動に用いるポンプの検討を行なった。また同時に、ジェットポンプ内の流体の挙動とポンプ効率に関する流体力学的解析も行なっている。
その結果、現在試作中のジェットポンプでは試験回路内ではほぼ安定した性能を示し、少なくとも右心系においては満足すべき性能が得られている。しかし、山羊に対して用いた急性実験ではほぼ満足すべき性能が確認できるが、なかなか安定したデーターが得られず、その原因としては肺動脈弁を越える正しい位置に留置しておくことが困難なポンプの形状の問題と手技の問題、ジェットポンプを駆動するためのポンプ性能の問題が考えられる。この点に関しては駆動ポンプも含め、ポンプも試作を重ねて検討中である。
経費的挿入手技に関しては、方法はほぼ完成に近いが、現在使用可能な形状のポンプでは柔軟性などの問題があり完成していない。今後ポンプの改良を行なう過程で解決してゆく予定である。
また、基本的な形状のジェットポンプに対する流体力学的な解析では、ポンプの最大効率などが計算されるが、実際には生体に適合したポンプ形状が要求され、その際の検討が今後の課題である。
総合的には、右心系に対して使用可能なジェットポンプを完成させるにはまだまだ解決すべき問題が多いと考えられるが、基本的に補助に必要な性能は得られており、今後溶血試験などを行ない問題点を解決できれば、動物による慢性実験を経て実用化の可能性は大いにあると考えられる。

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Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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