1994 Fiscal Year Annual Research Report
FGF受容体高発現系を用いたFGF様活性物質検索法の確立と新規な活性物質の開発
Project/Area Number |
05557105
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
伊藤 信行 京都大学, 薬学部, 教授 (10110610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤本 正文 塩野義製薬, 研究所, 主任研究員
川嵜 敏祐 京都大学, 薬学部, 教授 (50025706)
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Keywords | FGF / 生理活性ペプチド / 遺伝子発現 / 受容体 |
Research Abstract |
新規FGF cDNAの検索 FGFは多様な生理作用を示す生理活性ペプチドで,現在まで,9種類の異なったFGFが存在することが,明らかにされている。FGFはその構造に著しい類似性が見られることから,その構造類似の高いアミノ酸配列に対応する2種類の縮重プライマーを合成した。この縮重プライマーを用いてラット胎児cDNAライブラリーをスクリーニングしたところ,陽性クローンが得られ,その構造解析を行った。その結果,これまでのFGFとは異なる新規なFGF cDNAが得られた。 FGF受容体の高発現系の確立 FGFR-1受容体cDNAを発現ベクターに組込せ,COS細胞に導入し,FGF受容体を高発現している培養細胞系を確立した。この培養細胞はFGF受容体を細胞表面上に高発現しており,FGFの結合実験には極めて有用な細胞であることが明らかになった。 新規FGFの発現 上記の実験で得られた新規FGFの生物活性を明らかにするため,FGF cDNAを発現ベクターに組込んた。今後,この組替えDNAを大腸菌に感染させ,大腸菌内で大量に発現させることを試みる。さらに,この組替えFGFを生物活性を上記のFGF受容体高発現系を用いて,検討することを予定している。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] N.Yazaki,et al.: "Differential expression patterns of mRNAs for members of the FGF receptor family,FGFR-1〜FGFR-4,in rat brain" J.Neurosci.Res.37. 445-452 (1994)
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[Publications] N.Itoh el al.: "Rat FGF receptor-4mRNA in the brain is expressed preterentially in the medial habenular nucleus" Mol.Brain Res.21. 344-348 (1994)
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[Publications] S.Tagashira: "Localization of fibroblast growth factor-9mRNA in the rat brain" Mol.Brain Res.(印刷中). (1995)
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[Publications] A.Miyake: "Transient expression of FGF receptor-4mRNA in the rat" Mol.Brain Res.(印刷中). (1995)