1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05557124
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中山 和彦 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (50091913)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹内 登美子 順天堂医療短期大学, 看護学科, 助教授 (40248860)
玉木 ミヨ子 埼玉医科大学, 短大看護学科, 助教授 (70236735)
吉田 喜久代 厚生省看護研修研究センター, 主任教官
川畑 安正 聖隷クリストファー看護大学, 看護学部, 講師 (60267870)
東原 義訓 信州大学, 教育学部・付属教育・実践研究指導センター, 助教授 (90143172)
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Keywords | 看語婦教育 / CAI / マルチメディア / 卒前教育 / 現職教育 / 再就職訓練 |
Research Abstract |
平成5年度より平成7年度までの本研究の最終年として、作成をした教材を実際に使用して、その結果をフィードバックして、教材の改定を行うことを本年度の目標としていた。 しかし、マルチメディアを利用した教材を作成するために必要なハードウェア、ソフトウェアは存在せず、そのシステムを開発することが最初の仕事として必要であった。 平成6年度までに、教材を作成するために必要なシステムは完成したつもりであったが、実際に教材を作成するといろいろな問題点が生じてきた。例えば、血圧測定のために聴診器で脈拍音を聞く教材を作成すると、測定点を決定するために大切な微妙な音の変化が明確に録音できない等である。その点をなくすために器具やシステムの改良を行った。そのため、最終的な教材の作成が遅れ、従って実践使用のケースは予定より少なくなった。 実践の結果から、CAIを用いた場合には、学習効果が著しくあがり、目的とする教育目標が達成でき、学生も自分が学習したのだという充実感と、その成果に対しての満足感をえられることが明確になった。 看護婦教育の主体を担っているのは、大学、短大以外に、各種学校として登録されている教育機関がある。それらの教育機関に所属している教員は、研究分担者としては登録されていない。しかし、20名近くの教員が協力者として、教材開発、実践に取り組んでくれている。これらの人々は、この試験研究が終了した後においても、協力して今後も、教材開発、実践、改良に取り組んでいこうとしており、この試験研究が日本の今後の看護教育に対して大きな貢献をすることができると考える。
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