1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05558007
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
下沢 隆 埼玉大学, 理学部・化学科, 教授 (30008809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢野 敬幸 一橋大学, 商学部, 教授 (70013696)
吉田 俊久 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90016395)
森岡 義幸 埼玉大学, 理学部・化学科, 助教授 (20004492)
永澤 明 埼玉大学, 理学部・化学科, 助教授 (40108452)
恒次 丈介 埼玉大学, 理学部・化学科, 教授 (30008859)
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Keywords | 学生実験 / 双極子モーメントの自動測定 / 誘電率の測定 / インターフェイス / 電気容量・パソコン / 双極子モーメント計算プログラム |
Research Abstract |
平成5年度には,電気容量の直接測定法による透電率の測定法を開発し,また,電気容量を自動的に誘電率のデータに換算して,パソコンの素入力とするプログラムを開発した.また,これに密度の実測値を手動で入力すれば,双極子モーメントμが求められるパソコンソフトも開発した. 現在までに,典型的な炭素化合物については,μの測定が試行され,文献値と一致するデータが得られている. 当初の計画では,μの全自動測定装置の開発が主題であったが,申請予算が削減されたため,(1)密度の自動測定装置と(2)周波数測定器の購入が出来なかったので,計画を全面的に修正し,密度の測定にあっては従来と同様の手動法を,測定周波数は可変ではなく,固定法を用いることにした.この結果,μの測定は「半自動的」になったが,これでも従来の測定に比して,頑強で精度の高い測定が可能となった.しかし,学生実験用に使用するためには,装置全体をコンパクトにし,多人数の使用に耐えられるように小型化する等の一層の工夫が必要であり,次年度以降の課題が残されている.
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