1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05558032
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
笹尾 勤 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (20112013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神田 徳夫 徳山工業高等専門学校, 情報電子工学科, 教授 (10099864)
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Keywords | 論理設計 / 論理合成 / LSIのCAD / 多段論理回路 / 算術演算回路 / EXOR / FPGA / BDD |
Research Abstract |
(1)AND-EXOR形論理式最小化プログラムの開発. FPRM(固定極性リ-ド・マラ-論理式),KRO(クロネッカ論理式),PSDKRO(疑似クロネッカ論理式),一般化リ-ド・マラ-論理式(GRM)などの最適化プログラムを開発した[発表論文]. (2)AND-EXOR形多段論理回路合成プログラムの開発. 論理関数をEXORを用いた決定グラフ(PKDD : Pseudo-Kronecker Decision Diagram)で表現する.PKDDの各節点をEXORを含む論理回路に置き換えると,与えられた論理関数を表現する多段論理回路が生成できる.ただし,そのままでは,冗長な部分が存在するため,局所的回路変換(Local Transformation)を用いて回路を簡単化する.得られた回路は,非常にコンパクトであった.特に,加算器などの演算回路は,従来の方法よりも,ゲート数の少ない回路が合成できた[発表論文]. 論理回路の構造をAND-OR-EXOR3段とし,最終段のEXORゲートの入力線数を2と制限した場合の設計法を考案した.この場合,論理回路の設計問題は,論理関数を,F1(+)F2の形(EX-SOP)で表現する問題と定式化できる.ここでF1とF2は論理和形(SOP)である.最適回路は,異なる積項数が最小のEX-SOPに対応する.この問題を解決するための,ヒューリスティック法とn=5までの最適解を求めるテーブル参照法を開発した.最終段に二入力のEXORゲートを一つ付加するだけで,必要なゲート数を大幅に削減できることが実証できた[発表論文].
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