1995 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05558033
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
山本 眞司 豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (80230556)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
江 浩 豊橋技術科学大学, 工学部, 助手 (00242917)
高木 博 (株)日立メディコ, CT設計部, 主任技師
飯沼 武 埼玉工業大学, 工学部, 教授 (60159572)
舘野 之男 放射線医学総合研究所, 嘱託 (90163493)
松本 満臣 東京都立医療技術短期大学, 放射線科, 教授 (20209654)
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Keywords | 肺癌 / 画像処理 / パタン認識 / 診断支援 / CT画像 |
Research Abstract |
(1)診断支援アルゴリズムの改良---肺野領域抽出--- 昨年度に続き,診断支援アルゴリズムの改良を行った.特に,昨年度の実験で問題点として浮上した,肺野領域抽出精度の向上を重点的に行った.アプローチ法として下記3種類を併行開発し,優劣比較を行った. 1)モデル情報と最小値投影法を用いた方法 2)モデル情報と肺野部骨情報自動抽出法を用いた方法 3)Active Contour Model(snakes)を用いた方法 この結果,1)と2)はほぼ同一の精度を実現したが,アルゴリズム的には1)の方が簡易である,3)はこの手法単独では大きなミスを起こすことがあるが,その危険を除去してやれば抽出精度は良好,という結論を得た.したがって,最終的には1)と3)を結合した方式が最も良いことが判明した. (2)実用化に向けての問題点の整理 実用化に向けての問題点を整理した.また開発したソフトを整理,モジュール化し,今後の臨床評価試験を行うベースを作成した. (3)成果報告書の作成 3年間の研究成果を整理し,報告書を作成した.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 奥村俊昭: "Snakeを用いた胸部X線CT像からの肺野輪郭抽出" 第5回コンピュータ支援画像診断学会 第4回日本コンピュータ外科学会合同論文集. 145-146 (1995)
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[Publications] 見口良輔: "胸部X線CT画像からのモデルによる肺野領域同定法" 第5回コンピュータ支援画像診断学会 第4回日本コンピュータ外科学会合同論文集. 143-144 (1995)
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[Publications] 奥本文博: "画像前処理付MIP法と3次元画像表示法との比較" 平成7年度日本エム・イ-学会東海支部学術集会. 32 (1995)
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[Publications] 富田稔啓: "モデル情報と最小値投影法による肺野領域抽出" JAMIT FRONTIER'96 講演論文集. 17-20 (1996)
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[Publications] 見口良輔: "モデル情報と肺野部骨情報自動抽出による肺野領域決定" JAMIT FORNTIER'96 講演論文集. 21-24 (1996)
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[Publications] 山本眞司: "らせんCT肺がん検診システムにおける肺野領域自動抽出の高度化" 胸部CT検診. 3. 23-24 (1996)