1993 Fiscal Year Annual Research Report
ソフトウェアプロセスとプロダクトを統合するCASEリポジトリの構築
Project/Area Number |
05558037
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
松本 吉弘 京都大学, 工学部, 教授 (50219523)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大森 匡 京都大学, 工学部, 助手 (30233274)
鰺坂 恒夫 京都大学, 工学部, 助教授 (30175864)
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Keywords | ソフトウェアプロセス / CASEリポジトリ / ツール統合 / オブジェクト指向データ設計 / PCTE / KyotoDB |
Research Abstract |
平成5年度における研究課題として挙げたもののうち,CASEリポジトリのデータ・モデル構築に関するものでは,既存のKyotoDBプロトタイプの持つデータ・モデルに表形式のデータ・モデルを導入するなどの拡張を行った.またプロセスのデータ・モデルには,単位工程インタフェースのネットワーク構造を導入した.相前後する二つの単位工程の間に,それらの担当者間のグループ・コミュニケーション機能を管理する要素を導入し,実現を行った.またCASEプラットフォームの実現に関しては,プロセス,プロダクトのデータ・モデルをともに交換することのできる,オブジェクト・ストリームと呼ばれるプロトコルを決定し,KyotoDBへの実現を行った.オブジェクト・ストリームにはプロセス・モデルの要素も含まれるため,プロセス・プログラムのインタプリタはこれを解釈する形で実装されている. ソフトウェア開発ツールでは,プロダクトのデータ・モデルとツールの制御とを分離する方式を採用したエディタを作成した.この方式によって,プロダクトのデータ・モデルに依らない均質なツール・ツール間,ツール・ユーザ間のインタフェースの提供が可能となることが新たな知見として得られた.PCTEに関する研究・開発では,KyotoDBのデータ・モデルの一部をSDSで記述し,UNIX上で管理されるKyotoDBのデータをオブジェクト・ストリームを用いたデータ交換により,PCTEのオブジェクト・ベースに格納させる実験を行うなど,PCTE上での実働化に向けた準備を行った. これらの実績は今年度設備備品であるArgossワークステーションを中心に、同一のSolaris1.1基本ソフトを有したネットワーク分散環境で開発、研究を進めた。
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[Publications] Y.Matsumoto: "KDM:A Discipline for Model Based Software Design" KUIS Technical Report. KUIS-93-0010. 1-13 (1993)
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[Publications] A.Sawada,N.Mitsuda,T.Ajisaka,Y.Matsumoto: "Utilities for Avoiding Constraints Violation in Creating and Updating the Data in PCTE" Proc.of the PCTE '93 Conference,PCTE Technical Journal No.1. 93-113 (1993)
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[Publications] Y.Matsumoto: "KDM:Kyoto Software Design Mentor" Trans.Information Processing Society of Japan. Vol.34 No.12. 2552-2568 (1993)
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[Publications] N.Mitsuda,T.Ajisaka,Y.Matsumoto: "A Semantic-Directed Graph Editor on PCTE" Prof.of Joint Conference on Software Engineering '93. 69-76 (1993)
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[Publications] Y.Matsumoto: "Advances in Software Reuse,IEEE Computer Society Press." Experiences from Software Reuse in Industrial Process Control Applications, 186-195 (1993)