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1993 Fiscal Year Annual Research Report

ノトバイオート技術を用いたProbiotics評価系動物の開発

Research Project

Project/Area Number 05558103
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

伊藤 喜久治  東京大学, 農学部, 助教授 (50100045)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺田 厚  日本獣医畜産大学, 畜産学部, 教授 (10060518)
植村 興  大阪府立大学, 農学部, 教授 (40081591)
澤崎 徹  東京大学, 農学部, 教授 (00012047)
平山 和宏  東京大学, 農学部, 助手 (60208858)
Keywordsノトバイオート / Probiotics / 腸内フローラ / ブタ
Research Abstract

本年度は,ブタの糞便フローラを生後10日,20日,40日,60日に検索し、このうち20日と60日の糞便を無菌マウスに投与して、投与糞便とマウス腸内に定着するフローラについて比較検討した。腸内フローラの日齢による変動は,離乳前の20日齢までは,好気性菌,特に大腸菌と腸球菌の菌数が高いが,離乳後は嫌気性菌が優勢となり安定したフローラとなった。20日齢のブタ糞便を投与された無菌マウスでは、投与後、1週目に比べて4週目でより単純化したが、優勢菌種であるBacteroidaceae,Eubacteria,Clostridiaはマウスでは優勢に定着し,予測に反してLactobacilliは投与糞便同様に10^9/gでマウス腸内に定着した。好気性菌である大腸菌,腸球菌,ブドウ球菌はほぼ投与糞便と同様の菌数となった。しかし,菌種レベルでは,ブタとマウスで違いがみられ,ブタ腸内ではきわめて少ない菌数のBacteroides fvagilis groupがマウスでは優勢菌種となり,マウスによる選択が行われたと考えられる。また,TATAC培地でも,マウスでは、ブタ糞便中と異なり,Enterococusが主となり,菌数では同じでも菌種による違いがみられた。現在,離乳直後のブタにProbioticsの1つであるBifidobacterium longumの培養液濃縮物を飼料に添加して腸内フローラならびに腸内腐敗産物を検索している。
ニワトリは、成鶏の盲腸内容物をマウスに投与し,ニワトリフローラマウスを作出したところ,優勢菌種はニワトリ同様に定着し,さらに,Campylobacter jojumi排除能があることから,菌種ばかりでなく,機能面でも、ニワトリフローラをマウスに移植できたものと考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 平山 和宏: "ブタの日齢による腸内フローラの変動と,ブタフローラマウスの作出" J.Vet.Med.Sci. (予定).

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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