1994 Fiscal Year Annual Research Report
含ケイ素・ゲルマニウム・スズ不飽和遷移金属錯体の合成
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05640591
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| Research Institution | University of Tsukuba |
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Principal Investigator |
加部 義夫 筑波大学, 科学系, 講師 (40214506)
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| Keywords | ケイ素 / シラトリメチレンメタン / ゲルミラン / 三員環 / 不飽和遷移金属錯体 |
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| Research Abstract |
近年シリレン、シレン、ジシレンなどの含ケイ素不飽和化学種の遷移金属錯体の合成が注目されている。我々は含ケイ素小員環化合物(I,II)と金属カルボニルとの反応でトリメチレンメタン錯体のケイ素アナログ(III,IV R=Mes)を合成できることをすでに確立した。今年度はFull Pepar をPublishでき、さらに初年度からのゲルマニウム類似体の合成を展開した。対応する含ゲルマニウム小員環(V,R=Mes)は合成収率も低く不安定で加水分解物を得るのみに終わった。一方嵩高い置換基R=Disの場合にはVを単離できたが、嵩高いために金属カルボニルとの反応は進行しなかった。しかしこの研究から含ゲルマニウム小員環化合物をはじめて単離・確認することができた。
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[Publications] W.Ando,H.Ohgaki,Y.Kabe: "Stable Germirane Derivatives" Angew.Chem.Int.Ed.Engl.33. 659-661 (1994)
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[Publications] Y.Kabe,T.Yamamoto,W,Ando: "Synthesis and Properties of n4-Silatrimethylenemetbane Iron and Ruthenivm-Complexes" Organometallics. 13. 4606-4615 (1994)
