1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05650068
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Research Institution | Ryukoku University |
Principal Investigator |
山口 昌哉 龍谷大学, 理工学部, 教授 (30025796)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 至弘 龍谷大学, 理工学部, 助教授 (30127063)
池田 勉 龍谷大学, 理工学部, 教授 (50151296)
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Keywords | カオス / 離散化 / 差分法 / 自己組織 |
Research Abstract |
本年度は、今まで代表者の進めていた研究のうち、社会現象における離散モデルについて、Computer and Mathematics with Applications Vol.28,No.10,1994に「Discrete Models is Social Sciences」を発表、更に、代表者自身が1979年に発表した論文が新しく見直され、前田陽一が、微分方程式によっては、きざみ巾をどうとってもカオスがおこることを示した。これは経済学にとって、意味があることである。 岡田至弘は、引き続いてフラクタルの情報への応用を研究している。カラー画像の構造記述としての等色線情報を用いて、グラデーション領域を含むカラー画像の領域分割を行った。本手法による領域分割結果から、従来、分割不能として処理されていた。緩やかな色変化を示す領域も、あいまいな領域として分割可能となり、領域をすべて閉じたものとして記述することが可能となった。 池田勉は、Activator-Inhibitor系のパルス解(2つの遷移層を持つ解)の挙動をInhibitorの拡散係数Dをパラメータとして調べた。[研究集会“Nonlinear Mathematical problems in Industry",京都大学数理解析研究所,1994年7月14日] 要するに、この研究では理論の基礎についても、又その応用面についても、一定の進歩を印象づけた一年間であった。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Masaya Yamaguti: "Discrete Models in Social Sciences" Computers and Mathematics with Application. Vol.28,No.10-12. 263-267 (1994)
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[Publications] 岡田至弘: "等色線情報に基づくカラー画像の領域分割" 龍谷大学理工学部坂井・岡田研究質研究報文集. 24-49 (1994)
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[Publications] 山口昌哉、他: "禅と生命科学 カオスについてP.306-P.330" 紀伊國屋書店, 332 (1994)