1994 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05650086
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
岩永 浩 長崎大学, 教養部, 教授 (40039772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 和夫 長崎大学, 工学部, 教授 (30225495)
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Keywords | セラミック・ファイバー / カーボン コイル / カーボン コイル / 引張り強度 / その場観察 |
Research Abstract |
我々は軽量カプセル中に約1mgのアルミナ粒子を用いた傾斜法引張り装置を使ってカーボンファイバーのヤング率を測定することができた。 ウイスカーの強度を求めるためには破断荷重測定装置として、デジタル天秤を用いた。更に、以下に述べるような方法により、セラミックウイスカーの強度を測定した。 長さ1〜2mm、直径0.5〜3μmの窒化ケイ素ウイスカーの強度を求めるために、まず破断荷重の測定を行った。これらのウイスカーの破断荷重は100〜20,000mgと広い範囲にわたるので、デジタル式化学天秤および微小移動装置として油圧式マニピュレータを用いた。その際デジタル表示値をVTRで記録した。サンプルの両端にはカーボンファイバー叉は数本のアルミナファイバーを用いた。サンプルの固定後、デジタル表示を零表示とし、マニピュレータでゆっくりと上の方へ引っ張るとマイナス荷重として表示されていく。例えばある窒化ケイ素ウイスカーの破断荷重は182mgfであった。切れた後、このファイバーの直径をTEMで測定した結果、その直径は0.59μmであったので、このウイスカーの強度は約6.5GPaとなる。このようにして得られたSi_3N_4ウイスカーの直径と強度との関係を得た。
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[Publications] H.Iwanaga,M.Kawaguchi: "Growth Mechanisms and Properties of Coiled Whiskers of Silicon Nitride and Carbon" Jpn.J.Appl.Phys.32. 105-115 (1993)
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[Publications] M.Fujii,H.Iwanaga: "Morphology and rotation twin in ZnSe on GaAs (111)" J.Mater.Sci.28. 4068-4072 (1993)
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[Publications] Y.Ando and H.Iwanaga: "Observation of secondary particles grown on crystal surfaces of silicon carbide" J.Mater.Sci.28. 5722-5724 (1993)
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[Publications] S.Takeuchi,H.Iwanaga: "Some evidence for the octa-twin model of tetrapod ZnO particles" J.Crystal Growth. 141. 234-238 (1994)
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[Publications] H.Iwanaga,M.Fujii: "Octahedral multiple-twin model of tetrapod ZnO crystals" Phil.Mag.A. 69. 1125-1129 (1994)
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[Publications] H.Iwanaga,T.Ohyama: "Growth Mechanism and Properties of Sector-Like MOSHIGE" Jpn.J.Ceram.Soc.102. 438-443 (1994)