1993 Fiscal Year Annual Research Report
多孔質静圧フォイル軸受方式によるウェブ搬送システムに関する研究
Project/Area Number |
05650148
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
橋本 巨 東海大学, 工学部, 教授 (40130877)
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Keywords | 機械要素 / トライボロジー / フォイル軸受 / 多孔質軸 / ハイブリッド効果 / フォイル浮上特性 |
Research Abstract |
本研究では、紙、プラスチック、写真用フィルム、磁気テープなどのフレキシブルな帯状素材をハイブリッド形多孔質フォイル軸受の原理を利用して非接触支持し、一定の浮上量を確保して運搬や搬送に応用することを目的として理論解析及び実験装置の設計・試作を行った.理論解析においてはウェブの浮上量と走行速度、ウェブ張力、給気圧力、多孔質の透過率、表面粗さなどの間の定量的な関係を把握するために、まず表面粗さの影響を含めたハイブリッド形多孔質フォイル軸受の有限幅軸受理論を体系化し、これを半解析的有限要素法によって解いた.その結果、フォイルの浮上特性に及ぼす諸パラメータの影響を的確に求められるようになった.さらに、理論解析結果を基にハイブリッド形多孔質フォイル軸受試験装置を設計・試作し、フォイルの浮上量を精密に計測するためのシステムを完成させた.
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