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1993 Fiscal Year Annual Research Report

ディジタル補聴器による聴覚補助と視覚、触覚情報の効果的併用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05650358
Research InstitutionKumamoto University

Principal Investigator

上田 裕市  熊本大学, 工学部, 助教授 (00141961)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 池田 隆  久留米工業高等専門学校, 助手 (80222884)
渡邊 亮  熊本大学, 工学部, 教授 (50040382)
Keywords補聴器 / ディジタル信号処理 / 聴覚障害者 / 感覚代行 / 音声信号処理 / 振動触覚 / 視覚パタン / 音声情報
Research Abstract

以下の3項目についての成果が得られた。
1.ディジタル補聴器の試作と補聴処理の検討
現有補聴装置の処理能力の不足を補うために、新たなマスタ補聴器を試作した。装置の高性能化により、多帯域振幅圧縮法の新たな方式として提案した合成フィルタ処理手法の実時間処理が可能となることを確認した。今後、試用評価実験により、本処理の有効性を明らかにする必要がある。
2.触覚呈示のための音声特徴抽出装置の試作と振動変換パラメータの検討
母音音声の5チャンネル触覚呈示装置による実験では、母音カテゴリーの形成という点で改善が見られ、その振動刺激モードと母音同定率の関連を明らかにした。また、子音特徴抽出として、スペクトルの直交関数展開係数についての検討を行い、連続音声としての振動触覚変換用パラメータ抽出のアルゴリズム化を行った。さらに実時間処理するための装置として、DSPを用いた特徴抽出装置を製作した。今後、本装置による音声情報の触覚受容の限界についての知覚実験が必要である。
3.母音の色彩画像表示と新たな視覚パタンの合成
音声画像化システムにより得られる母音の色彩イメージパタンを模擬難聴耳を通した聴覚刺激と併用することで、その聴覚イメージが若干改善されることが明らかになった。一方、2.の特徴量の視覚パタン変換方式についての検討を行っている。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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