1993 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
05650517
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
石田 東生 筑波大学, 社会工学系, 助教授 (20114853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 守 筑波大学, 社会工学系, 講師 (00212043)
黒川 洸 筑波大学, 社会工学系, 教授 (20114069)
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Keywords | クリーンエネルギー車 / 運行状況 / 走行性能 / 道路交通センサス / 潜在需要 |
Research Abstract |
自動車による大気汚染・騒音問題解決のための一方策として、電気自動車、水素自動車、ソーラーカー等のクリーンエネルギー車(以下、クリーンカー)が研究開発されている。本研究は、このようなクリーンカーの普及促進方策を探るために、代表的クリーンカーである電気自動車の走行性能制約による普及疎外の状況を、実際の使用状況データをもとに明らかにした。具体的には以下に述べる走行性能制約と使用実態との比較検討による潜在需要層の検討を行った。 1)使用したデータは道路交通センサスと独自の1週間連続利用調査である。 2)従来の研究ではセンサスデータの限界から1日間の運行状況により適合性の判断が行われていたが、本研究では独自調査の結果を併用することによって任意の期間の運行状況を推定するモデルを提案し、このモデルを用いることによって自動車の保有意志決定に重要な影響を持つ長期間の運行状況による判断を行った。 3)モデルの有用性と限界について検討を行った上で、期間が長期化することによって適合率が急激に低下することが明らかとなった。 4)このため、近年複数保有が進展していることから複数保有世帯での利用調整を提案し、これによる効果を計測した。
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