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1993 Fiscal Year Annual Research Report

乾式超微粉砕における粉砕助剤の設計

Research Project

Project/Area Number 05650742
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

長谷川 政裕  山形大学, 工学部, 助教授 (50007209)

Keywords粉砕助剤 / 超微粉砕 / 振動ボールミル / 比表面積 / アルコール / 多変量解析
Research Abstract

本研究は,わずかな添加量で粉砕性が飛躍的に向上するという粉砕助剤を乾式超微粉砕に積極的に利用しようとするものである。すなわち本研究では,これまでの結果から粉砕助剤としての効果が大きい種々のアルコール類を用いて乾式超微粉砕を行い,より多くのデータの蓄積を図ると共に,多変量解析法により粉砕性と粉砕助剤の物性との関係を明確にして,粉砕助剤の設計のための指針を得ようとするものである。
粉砕実験は,振動ボールミルを用い,ミル容器および粉砕媒体は窒化ケイ素製のものを使用した。粉砕試料は長石および石英,粉砕助剤にはメタノール,エタノールなど炭素鎖長の異なる5種類のアルコールを主に使用した。以下に新たに得られた主な結果を示す。
1)アルコール類はいずれの試料に対しても,顕著な助剤効果を示すが,その効果は助剤の種類および添加量によって異なる。2)助剤を添加した場合でも,長時間の粉砕によって比表面積が低下する,いわゆる逆粉砕現象が現れる。3)助剤の添加量によって異なる最大比表面積値が存在し,その最大比表面積値は添加量の増加と共に大きくなる。すなわち,助剤としての最適量は砕料の微細化に伴い増加することを示していると考えられる。4)アセトン,ベンゼンおよび水等の助剤効果は,アルコール類よりも低い。しかし,金属アルコキシドについては,アルコールとほぼ同じ助剤効果を示すことが確認された。5)粉砕産物の安息角は比表面積の増加と共に減少し、ミル内の砕料の流動性の向上も助剤効果に大きく寄与していると考えられる。
なお,多変量解析のためのプログラムはほぼ完成しており,現在多重回帰などにより助剤の様々な物性との関係を検討している。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 長谷川政裕: "長石の乾式超微粉砕における液体粉砕助剤" 化学工学会秋田大会研究発表講演要旨集. 244-245 (1993)

URL: 

Published: 1995-02-08   Modified: 2016-04-21  

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