1993 Fiscal Year Annual Research Report
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05650755
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| Research Institution | Hachinohe Institute of Technology |
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Principal Investigator |
高橋 燦吉 八戸工業大学, 工学部, 教授 (90226837)
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| Keywords | 水の構造解析 / 超電導NMR測定 / 利雪新技術 |
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| Research Abstract |
〔平成5年度の研究実施状況〕
これまでの研究により雪賦存量と超純水使用企業存在の2つの点から雪の採取地点として八戸市、五所川原市周辺を選定し、これらの地点で前年度降雪期(H4-12/1〜H5-3/31)に採取し保管中の試料を対象に、本年度の研究は以下の当初実施計画に従って行った。
(1)降雪の水質調査ならびに水の構造解析
(2)水の構造持続性の温度依存性
降雪の水質調査はイオンクロマト分析装置と原子吸光分析装置を、また水の構造とその温度依存性の解析は平成4年度に文部省大型研究設備補助で設置した超電導核磁気共鳴分析装置を使用して行った。
採取したサンプルは20種で、これらすべてについて予定の分析と測定を完了し、初年度の研究目標はほぼ達成できた。これらの結果をもとに、
(1)降雪の電気伝導度ならびにpHの測定値による降雪水質の主要化学組成推算法
(2)水の構造の温度依存性からの構造の定量的特性化表示法
の検討を進めており、両者に対して有望な手掛かりと見通しを得ている。
なお、上記の分析と解析に併行して、本年度降雪期(H5-12/1〜H6-3/31)には平成6年度用試料の採取を両対象地点で行なった。
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