1993 Fiscal Year Annual Research Report
レーザー干渉法による爆破にともなう応力波の可視化計測とその解析
Project/Area Number |
05650964
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Research Institution | Yatsushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
中村 裕一 八代工業高等専門学校, 土木建築工学科, 助教授 (00112392)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保田 智 八代工業高等専門学校, 土木建築工学科, 助教授 (00132671)
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Keywords | レーザー干渉法 / シャドウグラフ法 / 応力波 / き裂進展 / 動ひずみ / ガイドホール / フォトメカニクス |
Research Abstract |
本研究目的を達成するために、平成5年度交付申請書に記載された研究を行い、以下の成果を得た。 1、レーザー干渉法によって、爆破現象を写真観察するためにポッケルセルQスイッチ・ルビーレーザーを使用したシャドウグラフ法による可視化システムを構築した。これによって、応力波の波面、き裂進展、爆発ガスの挙動が写真撮影可能になった。構築したシステムの概要は、「高速度撮影とフォトニクスに関する総合シンポジウム1993」(平成5年12月開催)において、公表されている。 2、ガイドホールと干渉する応力波の挙動を明らかにするために構築した可視化システムを使用して写真観察を行った。供試体にはPMMA板を使用し、応力波の発生源には瞬発電気雷管を使用した。本実験から、応力波の反射挙動、自由面としてのガイドホール変位、それに伴なって、ガイドホール内部に空気中衝撃波が生じることを明らかにした。これらの実験結果からき裂進展制御効果を向上させる方法として、切り欠きを有するガイドホールを使用する方法を提案し、その有効性をモデル爆破実験によって明らかにした。 3、交付金で購入した動ひずみ計測器を使用して、応力波のひずみ時間履歴を電気的に測定し、応力波とガイドホールの干渉効果を考察した。 4、可視化システムと電気雷管の起爆の同期精度を向上させるために、交付金で大電流パルス発生器を試作した。
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