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1993 Fiscal Year Annual Research Report

シラス土法面侵食防止の新しい植生工法に関する研究

Research Project

Project/Area Number 05660280
Research InstitutionUniversity of Miyazaki

Principal Investigator

細山田 健三  宮崎大学, 農学部, 教授 (10040833)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 豊満 幸雄  宮崎大学, 農学部, 助手 (70197979)
Keywords土壌侵食 / 火山灰質土壌 / 降雨 / バイオマス / 不織布
Research Abstract

学内侵食試験地のシラス斜面(幅5m,長さ22m,傾斜度10°)のうち、幅2.5mを裸地、幅1.5mを種子なしの多機能フィルター、幅1mを種子ありの多機能フィルター(ペンクロス系MF-30R-0)とし、1993年6月23日に施工した。シラスは高城町四家のものである。施工後の降雨は、6月25日以降9月8日までに2.011mmであり、この期間の降雨としては宮崎市での観測の中で例をみない大きさのものであった。この間の試験地からの侵食流亡土量は、裸地で434.8ton/ha、種子なし多機能フィルター施工斜面で9.1ton/ha、種子あり多機能フィルター施工斜面で0.05ton.haとなった。このように、本年度の観測史上例を見ない連続異常降雨による侵食状況調査から、シラスに対する多機能フィルターの侵食防止効果は大きく、種子なしの場合でも、通常の豪雨に対しては、シラス面の侵食を防止し、異常降雨の場合でも一時的な表面侵食は見られたが、安定的であることがわかった。種子ありの場合は、シラス土壌であるにもかかわらず植生繁茂は旺盛であり、僅少な流亡はあものの、侵食形跡は認められなかった。
植生根圏土壌のバイオマス調査においては、学内の実験地のシラス斜面10m-6°(シラスは清 武町もの)の試験区のシラスについて、【.encircled1.】多機能フィルター施工区、【.encircled2.】無施工区、【.encircled3.】シラス法面畑の現地試験区の多機能フィルター施工区の土壌について、バイオマスCおよびNをクロロホルム薫蒸法で、裸地、種子なしフィルター表層土および下層土、種子ありフィルター表層土および下層土について測定した。

URL: 

Published: 1995-03-23   Modified: 2016-04-21  

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