1994 Fiscal Year Annual Research Report
農道整備のネットワーク化とその経済効果に関する研究
Project/Area Number |
05660287
|
Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
谷口 建 弘前大学, 農学部, 教授 (80077122)
|
Keywords | 農道 / ネットワーク / 経済効果 |
Research Abstract |
基幹的農道を軸とした農道整備のネットワーク化の手法の構築のための基礎調査として、今年度は関東、中国、九州地方において農道の機能調査を実施し、現在取りまとめ中である。調査過程で得られた知見は以下の点である。 (1)農道を機能の面からみると主として農産物の流通および農村地域住民の日常生活に利用される基幹的農道と、主として農業生産に寄与する支線農道とに大別される。そのうち支線農道の一農家当たりの農道利用割合は、農業経済地帯による差異は明確でなく、むしろ農業生産形態によって異なる。また農道が利用される割合は、集落形態によって相違がある。 (2)基幹的農道の利用割合は、農業経済地帯、既存の幹線道路の位置、DID都市の位置、農産物の出荷地と仕向先などの要因によって相違がみられた。
|